ミュリエル・スパーク

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ミュリエル・スパーク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207117
ISBN 10 : 4309207111
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
219p;20

内容詳細

作家の卵フラーは、自伝協会なる組織に雇われ、名士ぞろいの会員の自伝執筆を手伝うことになった。やがて奇妙なことに、会員たちはフラーが書いた小説の登場人物と同じ台詞を口にしだし、小説そっくりの事件が!一方、フラーは念願の小説出版の話を反故にされ、唯一の原稿も盗まれてしまう。自伝協会と出版撤回には何か関連が?フラーは原稿を無事取り返し、出版することができるのか?スパークの幻の傑作、ついに登場!

【著者紹介】
ミュリエル スパーク : 1918〜2006。イギリスを代表する詩人、作家。1918年スコットランドのエディンバラで生まれた。小説のほかに児童書、ラジオドラマ、戯曲、メアリー・シェリーやエミリー・ブロンテの評伝も書いた。短篇デビュー作「熾天使とザンベジ河」でオブザーヴァー紙短篇賞を受賞して注目され、英国文学賞、T・S・エリオット賞をはじめ、エドマンド・キャンピオン賞、スコットランドの年間ベストブックに与えられるサルタイア賞、ボッカチオ国際文学賞、ゴールデン・ペン功労賞など受賞多数

木村政則 : 1968年生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    書物に関するミステリーだが、 「自伝協会」なるものが いかにも胡散臭く 全体が軽いタッチのミステリーである。 作家の卵フラー視点の語りが 読者を導こうと しているところは何なのか? サー・クウェンティンは自伝を書かせて 何をしようとしているのか? 虚構と現実を自在に操れる作家の 矜持的なものが 終始感じられる本だった。

  • ケイ さん

    全く内容が冴えすぎていて、感想も書けない。スパークは4作目。「現実は虚構より不可解なり」「女の心の奥は底知れぬ。意地悪パワーの凄さは計り知れぬ」とでも言おうか、ピリリと山椒がスパークしたような文章を書く人だと思っていたが、おすすめ作品ですよとは言い難く、好きな作家に名前は出せなかった。しかしこれで考えを改めよう。この毒、まさに毒、毒がスパークして拡がっている。ええっ!と驚く悪意や自己中心的考えに仰け反りつつも、クセになっちゃったみたい。これは他の人は真似できない。この分野で唯一無二の存在なんじゃないかな

  • NAO さん

    他人が書いたものであろうと、文章を見たら手を加えずにはいられないフラー。周囲の人をあまりにも手厳しく観察せずにはいられないフラー。彼女は、作家そのものだ。だが、どうしても他人を支配せずにはいられないサー・クェンティンとフラーは、実は、とてもよく似ているのかもしれない。作家は、自分の作品の中で、自由に登場人物を操ることができる。そして、サー・クェンティンは、そんな風に実在の人間を操りたいと思ってしまったのだろうか。フラーが、再三言われる「あなたは魔女だ」という言葉は、芸術家の本質をついている。

  • 星落秋風五丈原 さん

    【ガーディアン必読1000冊】物語は作家となったフラーの回想で語られ現在と過去が交錯。「既に起こってしまったこと」を書いているわけだがそもそもフラーは作家。虚構を現実にするプロだから全て本当の事を書いているとは限らない物語の中には「フラーの書いた現実(実は虚構)」+「スパークの現実を脚色した虚構」+「自伝協会の会員が脚色した虚構」など幾重にも虚構が重なる。読者は神ならぬミュリエル・スパークに翻弄されるしかない。それにしても「ただでは起きるか!」とばかりに辛かった経験をもネタにしてしまうスパーク恐るべし。

  • かもめ通信 さん

    複雑に絡み合う登場人物それぞれの思惑を解きほぐしていくミステリ仕立ての物語は、作中の出来事と作中作、物語と作家の自伝的要素もまた複雑に絡み合って、虚構と現実の狭間で読者を翻弄する。読みやすいが複雑で、娯楽的でありながらためになる、不気味な怖さと思わずにやついてしまう面白さを兼ね備えたなんとも奇妙な物語。ストーリーを楽む合間に、作家が作品を生み出す苦悩も垣間見られて興味深かった。

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