ミヒャエラ・フィーザー

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西洋“珍”職業づくし 数奇な稼業の物語

ミヒャエラ・フィーザー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903487939
ISBN 10 : 4903487938
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p 19cm(B6)

内容詳細

移動貸しトイレ業、何でも呑みます屋、蟻の蛹採り、小便壺清掃人、砂売り、コーヒー嗅ぎ担当兵、気送郵便局員、輿かつぎ…今では姿を消してしまった数々の職業の背後にどんな仕事が、どんな日常が、そして社会のどんな発展が隠されていたのか?数奇な運命をたどったさまざまな稼業の秘密が、時に楽しく、やがて哀しく、解き明かされる。

目次 : 移動貸しトイレ業/ 何でも呑みます屋/ 蟻の蛹採り/ 乳母/ 大道演歌師/ 鯨骨加工職人/ 洗濯職人、小便壺清掃人/ コーヒー嗅ぎ担当兵/ 従僕トルコ人、宮廷ムーア人、島勤めインディアン/ 炭焼き/ 蝋燭の芯切り係/ 石版印刷工/ 屑屋、古布回収業/ ビー玉職人/ ロザリオ職人、琥珀細工職人/ にせ医者/ 気送郵便局員/ 博労/ 砂売り/ 刑吏/ 輿担ぎ/ 影絵肖像画家/ 遍歴説教師/ 野蜂飼い

【著者紹介】
ミヒャエラ・フィーザー : 著述業。1972年生まれ、ロンドンのSOASで日本学及び東洋美術史を学ぶ。修了後、奨学金を得て東北大学で日本美術史を専攻。6年にわたり日本に滞在、国際メディアのジャーナリスト兼プロデューサーとして働く。現在ベルリン在住

イルメラ・シャウツ : 挿絵画家。シュトゥットガルトとミュンスターの大学で美術/グラフィックアート、舞台装置および衣装デザインを学ぶ。1996年から98年までミュンスターのヴェストファーレン州立考古学博物館で学術デッサンを担当。2001年に仕事で東京に半年間滞在。日本の美術、特に紙の文化からその後の仕事に多大な影響を受けた。2005年以降は挿絵に専念。ベルリン在住

吉田正彦 : 文筆業、翻訳業。元明治大学文学部教授。近世、近代のドイツ文学および文化を専攻。近年はドイツにおける死者伝説等、伝承を研究。また16、17世紀に多く出版された挿絵入り一枚刷り印刷物Flugblatt(びら)の解読、紹介に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    ヨーロッパにおけるいま聞くと珍妙な仕事の一部を紹介した一冊。全部で24の職業を紹介しており、当時描かれた絵と概要を最初に出してから説明しているのでイメージしやすい。聞いた時こそ驚くが当時の生活を思い浮かべると珍妙どころか必要であったと納得させられる。歴史とともに多くの職業が現れては消えていったことを感じる、今ある仕事も数十年後には珍妙な仕事と思われるものもあるかもしれない。文明の発展で消える仕事もあるけど新たに生まれる仕事もあると感じることができた読書だった。

  • 金監禾重 さん

    「たっぷりとスパイスを効かせた文章とアイロニーに溢れた挿絵」がウリらしいが、邪魔なだけだった。文章はまだるっこしいし、イラストよりも実際の絵画資料を見たかった。訳者も同意見のようで、訳者あとがきに絵画資料が掲載されている。内容自体はよかった。政治史や偉人伝を読んでも出会うことのできない庶民の生業は、社会や文化、技術などの変化の影響をうけて消えていく。その職業を生業としていた人々はどこへ行ったのだろうか。今日、AIで消える職業などいわれているものと重なってしまう。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    かつてのヨーロッパで職業であったもの。定期市、見本市で、マントで用をたしている人を隠す「移動貸しトイレ業」。サーカスや市で、魚、爬虫類などを飲み干す「何でも飲みます屋」。医薬品作りの「アリのサナギ採り」。パリの赤ちゃん約8割に乳をあげていた「乳母」。人の小便から洗剤を作った「洗濯職人」。木炭作りの「炭焼き」。絵の大量生産を可能にした「石版印刷工」。石灰石を叩いてビー玉を作った「ビー玉職人」など。。。今のあなたの職業も、将来は無くなるかもよん。(u_u)

  • 猫 さん

    中世から近代のヨーロッパに存在した、今はもうなくなってしまった職業の話。”珍”というほどには奇妙な職業はなかったかも。その時代には確かに必要とされていたのに新しい技術や資源の登場で需要が無くなっていくとか、人をその気にさせてお金を使わせる技術とか、職種はとにかくそういう根本の部分はいつの時代も変わらないのかも。

  • あまたあるほし さん

    やはり、冒頭の移動貸しトイレ業がいちばんおもしろいなあ。

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ミヒャエラ・フィーザー

著述業。1972年生まれ、ロンドンのSOASで日本学及び東洋美術史を学ぶ。修了後、奨学金を得て東北大学で日本美術史を専攻。6年にわたり日本に滞在、国際メディアのジャーナリスト兼プロデューサーとして働く。現在ベルリン在住

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