基本情報

内容詳細
英雄ガガーリンの母が“地球の心臓部”に突き進む「空のかなたの坊や」、厳格な校長だった母の思い出を抒情豊かに綴る「バックベルトの付いたコート」、ロシアの大都市を麻痺させたコンピュータ・ウィルスをめぐる数奇な物語「聖夜のサイバーパンク、あるいは『クリスマスの夜―117.DIR』」、“ロシア文学史上もっとも汚い言葉で書かれた小説”と称される型破りな「ロザンナ」、孤独な女教師の追憶を流れるような文体で活写する「霧の中から月が出た」、ある知識人が罰として引き取ることになった“レーニン”が大暴れする「馬鹿と暮らして」、モスクワのバラックを舞台に悪臭と官能が入り混じる「赤いキャビアのサンドイッチ」、謎の作家が体験する鏡の中の世界を描く「トロヤの空の眺め」など、すべてがユニークかつオリジナルな12の物語。現代ロシアの多様な魅力を映しだすいまだかつてない「沼」アンソロジー。
【著者紹介】
沼野充義 : 1954年東京生まれ。名古屋外国語大学副学長・教授。東京大学名誉教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学、ハーヴァード大学スラヴ文学修士。著書に、『徹夜の塊1 亡命文学論』(作品社、サントリー学芸賞)、『徹夜の塊2 ユートピア文学論』(作品社、読売文学賞)など
沼野恭子 : 1957年東京生まれ。東京外国語大学教授。ロシア文学・比較文学・翻訳家。東京大学大学院博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヘラジカ さん
読了日:2021/10/28
マリリン さん
読了日:2022/12/10
愛玉子 さん
読了日:2022/03/13
燃えつきた棒 さん
読了日:2021/12/29
yyrn さん
読了日:2022/05/12
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人物・団体紹介
ミハイル シーシキン
1961年モスクワ生れ。『皆を一夜が待っている』(1993年)で文芸誌「旗」最優秀デビュー作賞を受賞。『イズマイル陥落』(1999年)で2000年ロシアブッカー賞、『ヴィーナスの毛(ホウライシダ)』(2005年)では、国民的ベストセラー賞とボリシャーヤ・クニーガ賞をダブル受賞。結果的に、現在ロシアに
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