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閉じこめられた「森の人」

ミッシェル・カダルスマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751532539
ISBN 10 : 4751532537
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

インドネシアの恵まれた家庭で育ち、環境保全活動に積極的に取り組むマリア。中学校での日々を一生懸命にすごしながらも、地元に残された友人に罪悪感を抱えているアリ。檻の中に監禁されたオランウータンのジンジャー。それぞれの視点から、インドネシアが直面している環境問題と、それによって生まれたオランウータンの窮状を描く。   

【著者紹介】
ミッシェル・カダルスマン : オーストラリアのメルボルンで育つ。インドネシアにも在住経験があり、現在はカナダのトロントで作家活動をしている

村上利佳 : 愛知県生まれ。南山大学外国語学部英米科卒業。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • shoko.m

    オランウータンを守ろうと環境保護活動をしようとするマリア、家族がおじの元へ送ってくれたおかげで中学に通えるようになったアリ、オランウータンのジンジャー・ジュースという三者の視点からなる、インドネシアを舞台とする物語。マリアが正しいと思って起こした行動が複数の人を巻き込む事件となる。正しいと思うことにも違う角度からみた別の考え方がある。日本の子たちにはなじみのうすい国のお話ではあるけれど、自然保護、国籍・性別・貧富の差などがうまく散りばめられていて、さまざまなことを考えるきっかけのひとつとなるように思う。

  • wildcat

    メルマガ「月刊児童文学翻訳」2025/9月号 訳者自身によるレビュー  http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2025/09.htm#hyomi

  • 菱沼

    何年か前にSDGsの話で、インドの縫製工場が倒壊してたくさんの労働者が亡くなったと聞いた。多くが最低どころでない賃金で働く女性だった。頑丈でない建物にたくさんのミシンを入れたのが原因らしい。彼女らはそれでもお金を稼がなくてはならなかったし、雇い主もまた企業に雇われる身だった。安い服はこうして作られている。けれども不買をすれば彼女たちは稼げなくなる。理不尽なことの多さ。マリアやアリの勇気、何より「知らない」ことの罪を思う。たいていの人は善人だと私は思うから、知れば理不尽は減るのかもしれない。

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