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ISBN 10 : 462493265X
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現代フランス最高の詩人で批評家のミシェル・ドゥギーが2012年のコレージュ・ド・フランスでのボードレール講義をもとに断章ふうに書き下ろした詩人論。フランス近代の代表的詩人であるボードレールが詩集『悪の華』で問うた詩の「観念の明晰さ」と「希望の力」という問題系を、デリダやバンヴェニストなどを参照しつつ現代世界の諸問題を前にした最新の詩学というかたちで応答した、詩的・哲学的論考。訳者による長篇インタビュー付き。
目次 : ピエタ ボードレール/ 悪の華/ いまなお、わたしたちのためのボードレール/ 謎の男と天上の者たち/ わたしたちのために…?/ 読解の矢―詩は射抜く、詩は波打つ、詩は棄教する/ 二元性/ ボードレールのカント思想にふれて/ 高翔の原理/ 倦怠〔ほか〕
【著者紹介】
ミシェル ドゥギー : 1930年、パリ生まれ。詩人、哲学者。パリ第8大学名誉教授。Po&sie編集長。Les Temps Modernes編集委員。国際哲学コレージュ、作家会館の代表を歴任。アカデミー・フランセーズ詩大賞ほか受賞多数
鈴木和彦 : 1986年、静岡生まれ。京都大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、パリ第10大学博士課程。フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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