ミシェル・フーコー

人物・団体ページへ

狂気の歴史 古典主義時代における

ミシェル・フーコー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105067106
ISBN 10 : 4105067109
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
田村俶 ,  
追加情報
:
748p;20

内容詳細

社会から排除されてきた狂気を発掘し、その復権を唱える。理性と分かたれ、ネガティブなものとされてきた狂気を、膨大な例証をもとに探求し、ヨーロッパ文明の構造変革を要求するフーコー思想の起点をなす名著。

目次 : 第1部(“阿呆船”/ 大いなる閉じ込め/ 感化院の世界/ 狂気の諸経験/ 気遣いたち)/ 第2部(種の園における狂人/ 妄想の超越性/ 狂気の形象/ 医師と病者)/ 第3部(大いなる恐怖/ 新しい分割/ 自由の正しい使途について/ 狂人保護院の誕生/ 人間論上の円環)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 2h35min さん

    図書館取り寄せ本。読了までに約4週間かかった。今まで読んだ本の中で、最も分厚く(700p超)字数が多く(2段組)内容も難しかった。が、これまでに何冊も解説板を読み、YouTubeなどでも解説を聞きながら読んだので、なんとなくわかった部分もある。何より大きかったのは、読書体力とも言うべき力がついた気がする。少々長い本や難解な本でも、今までより楽に読めそうな気がする。

  • 遊動する旧石器人 さん

    2020年7月30日発行。ミシェル・フーコーの代表作の1つで、物凄く読みたかった1冊。狂気が「閉じ込め」から「解放」へ至る歴史的経過を深く考察した本書。様々な理性社会側のニーズに応じて、社会悪とされるものが、右へ左へと動かされる。その過程で、その社会悪内の分類により、狂気がカテゴライズされていく。しかしながら狂気が狂気なのではなく、あくまで理性側に相対させられるのが狂気であり、理性側に「狂気」が存在する実態もある。後の著作のように理性にとってパノプティコンで矯正されるべきが狂気であり、非行性が抽出される。

  • 396ay さん

    大学図書館。新装版でない。

  • R さん

    ニーチェの晩年の10年間は狂気のうちに過ごしたことを高校生の時に知ってから,なんとなく狂気の状態とはいったい何なのかが頭の片隅にあった。ヘルダーリンも死ぬまでの数十年を塔の中で過ごした。「シグルイ」の師範も狂気の姿が描かれていたし。人前には堂々と出せない。だからといって自宅に置いておくのも難しい。意思疎通はままならない。そして生きている。だれかが保護しなければならない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ミシェル・フーコー

1926‐1984年、フランスの哲学者。心理学に関する研究ののち、『狂気の歴史』(1961年)を刊行。西洋文明における“知”の存立条件を探る一連の「知の考古学」を企て、『言葉と物』(1966年)刊行に至る。1970年代以降、“知”と権力作用の絡み合いをめぐる系譜学的研究を行い、『監獄の誕生』(197

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品