ミシェル・フェルネクス

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終りのない惨劇

ミシェル・フェルネクス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846112059
ISBN 10 : 4846112055
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

チェルノブイリ原発事故から25年目に福島原発事故が発生した。チェルノブイリ周辺のベラルーシ、ウクライナなどでは、甲状腺ガンや白血病などの各種のガンから循環器系、免疫系、呼吸器系の重篤な疾病、さらには畸形などの遺伝障害が蔓延し、死者は、すでに数十万人に及んでいる。だが、国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)は、公式の死者数を急性被曝などの数十人しか認めず、被害を訴える現地の医学者などの報告を抹殺し、被害の矮小化に奔走して、原発の推進に手を貸している。本書は、IAEAやWHOがどのようにして死者数や健康被害を隠蔽しているのかを明らかにし、被害の実像に迫る。いま同じことがフクシマで始まっている…。

目次 : 第1部 WHO―IAEA合意、チェルノブイリ、そして福島/ 第2部 チェルノブイリの惨事と健康(IAEAと一体でチェルノブイリに対処したWHO/ 一九九五年一一月、チェルノブイリの情報を出そうとするWHOの試み ほか)/ 第3部 チェルノブイリ人民法廷より(ICRPについて―ロザリー・バーテル/ チェルノブイリ周辺の畸形―ソランジュ・フェルネクス ほか)/ 第4部 バンダジェフスキを巡るインタビュー(ミシェル・フェルネクス/ ソランジュ・フェルネクス)/ 第5部 チェルノブイリの惨事は成長を続ける一本の樹(検閲によって潰された情報の例をさらに幾つか/ 原爆をモデルにしてチェルノブイリを論じるのは誤り ほか)

【著者紹介】
ミシェル・フェルネクス : 1929年ジュネーヴ生まれのスイス人。医学博士。ジュネーヴ、パリ、ダカール、バーゼルで医学を学ぶ。後、セネガル、マリ、ザイール、タンザニアなどアフリカ諸国に勤務、またフランス、スウェーデンでも勤務し、寄生体学、マラリア、フィラリア症の問題で、世界保健機関と15年間、共同作業を行う。スイス・バーゼル大学医学部教授に任命。臨床医学、及び熱帯医学専門医。66歳で退職。以後、「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)の会員、またNPO「チェルノブイリ/ベラルーシのこどもたち」(ETB)をフランス緑の党創立メンバーで反核の闘士であった夫人のソランジュ・フェルネクスと2001年に創設。また2007年からETB、IPPNW、CRIIRAD、フランス脱原発ネットワークなどとWHOの独立のためのキャンペーン(independent WHO)を組織

ソランジュ・フェルネクス : 1934年、ストラスブール(現・フランス)生まれ。ヨーロッパで最初の環境保護政党を立ち上げた女性である。欧州議会議員(1989〜94年)、国際平和事務局(ジュネーブ)副代表(1994〜98年)。2001年、「核のない未来賞」を受賞。2006年、逝去

ロザリー・バーテル : 1929年、アメリカ生まれ。医学博士。カトリック修道女。平和運動家。また低線量被曝問題への長年の取り組みや、ボパール被害者の支援活動などで著名である。1986年、ライトライブリフッド賞を受賞

竹内雅文 : 1949年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。著述業(フランス現代思想・日本神話論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めしいらず

    この本を読んで判った。今後どれだけ原発事故が繰り返されようとも、間違いなく原子力産業が停まることがないこと。知らされていないだけで、原発事故による人的被害、環境被害の収束などあり得ないこと。絶望だけが残った。

  • mixa59

    チェルノブイリ原発事故の後、事故による死者数がなぜ少ないのか。現場の医療関係者からの本。 何のことはない、IAEA、WHO、原発業者ほかもろもろ利権団体という国際版原子力ムラの圧力の結果だったんですね。 原子力ムラは、日本だけのものかと思ったのですが、IAEA初めとする国際原子力ムラのローカル版だったのですね。数年後に、日本で同じようなことがおきるということが、よく分かる本。 内部被曝の影響がどれだけ強いかよく分かります。 子どものいる方は必読。

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