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ISBN 10 : 4588151118
Content Description
戦争を招いた“愚劣さ”への哲学によるレジスタンス。サルトルは“愚劣さ”への怒りに突き動かされていた。戦争に、自己欺瞞や無反省的な服従へと陥る人間のあり方に。本書はサルトル研究の第一人者ミシェル・コンタの未刊行講演「『存在と無』とレジスタンス」を受け、サルトルがカントとヘーゲルへの挑戦とフッサールとハイデガーの批判的継承をとおして新たな自由の哲学を打ち立てようとする思考回路を見出す。
目次 : 第1部 ナチズムの闇の中で(『存在と無』とレジスタンス―ミシェル・コンタ講演解説/ 第二次世界大戦と『存在と無』の生成)/ 第2部 ドイツ哲学の地平を見据えて(カント/ ヘーゲル)/ 第3部 新たな自由の地平を目指して(フッサールおよびハイデガーとの出会いの神話/ フッサールとハイデガーの間で/ 課題とメッセージ)/ 終章 戦争と存在論(二〇世紀の戦争とサルトル/ 二一世紀のレジスタンス)
【著者紹介】
生方淳子 : 1957年、群馬県生まれ。1980年、青山学院大学文学部卒業。1983年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1996年、パリ第1(パンテオン=ソルボンヌ)大学博士課程修了。哲学博士。国士舘大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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