ミシェル・アルベール

Individuals/organizations Page

Books

資本主義対資本主義

ミシェル・アルベール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784803503579
ISBN 10 : 4803503575
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

21世紀の資本主義は、アメリカ・英国の「ネオアメリカ型資本主義」と、日本を含めたドイツ・スイスの「ライン型資本主義」間の相剋。著者の鋭い目でそれらのタイプの揺れ動きを見逃さず、それぞれの国を徹底分析。

【著者紹介】
ミシェル・アルベール : フランスのヴァンデ県に生まれる。パリ政治学研究学院および国立行政学院卒。法学博士で一級財務検査官。レジオンドヌール勲一等を受勲。ヨーロッパ投資銀行理事、EC委員会経済構造・開発局長(2006年名誉局長就任)、エクスプレス・ユニオン副会長、経済計画官等、フランス総合保険グループ会長を歴任

小池はるひ : 慶應義塾大学仏文科卒。同修士課程中退。実務翻訳、ビジネス通訳。NHK国際放送翻訳センター。1985‐1987年、海外広報協会より出向し、在仏日本大使館広報文化センター勤務、その他、数回滞仏

久水宏之 : 富山県生まれ、福岡育ち。昭和28年東京大学法学部卒業、同年日本興業銀行入行。取締役調査部長、取締役業務部長、常務取締役業務部長を歴任し、昭和58年に退任。経済評論家として執筆、講演、経営相談などの幅広い活動を展開する。ローマクラブ会員。日本たばこ産業(株)・葉たばこ審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Nobu A

    久々の成毛眞推薦本更新。其の拾参。岸田総理の口癖「新しい資本主義」が即頭に浮かぶ。資本家と労働者の特有の労使関係が資本主義。それに税制等の規制で関与するのが政府。「新しいも何もないし」と反論したくなる。資本主義を深掘りしたく手に取った本著。タイトルに惹かれて期待値高騰。しかし、内容は曖昧模糊。加えて、翻訳が読みづらい。繰り返し使用の「二元性」は所謂「格差」だろう。改訂新版なのに誤植「効→攻を奏する(p. 85)」もあるし。偏見は良くないと思いつつもフランス人経済学者らしく前置きも長い。後半流し読み読了。

  • hamham

    フランス人による資本主義論。資本主義を、アメリカを中心とした「アングロサクソン型」、ドイツ・日本代表の「アルペン型」に分け、前者をキリギリス、後者をアリに喩えている。キリギリスが産業を疎かにしウォール街でカジノに興じている間、アリは産業で確固たる資本を築いたとアリを褒め称える。しかしアリだった日本はバブルで享楽を知りすっかり骨抜きになってしまった。今後韓国が工業国になり、日本を脅かすと予言しており薄ら寒い気持ちに。1992年発行の時点でである!日本が儒教の国と書いてあり驚く。そう見られてんだ日本…。

  • M

    社会主義経済が崩壊し、残った資本主義の特色が一辺倒ではなく、アングロサクソン型、アルペン型、ライン型と3つの大枠で括り、その構造の差異を説明している。以前「反転する福祉国家」(水島治郎著)を読んだ際に、社会保障の観点から大陸型福祉国家と保守主義型福祉国家を対比していたが、保険や労組の項目ではその内容が重なる部分もあり、本著より更に延長線上の問題が議論されているので、歴史が繋がった感覚があった。最後の指摘にあるように、混迷した現代において、日本型資本主義を構想するための日本の文化力が問われていると感じた。

  • 上り下り澱

    平成3年にソ連が崩壊し、資本主義は共産主義に勝利した。だが、敵のいなくなった者が次に行うのは内輪揉めであるのは歴史の常である。つまり、ライン型資本主義(独、日)VSアングロサクソン型資本主義(英、米)。前者はハーヴェイが埋め込まれた資本主義と述べた共同体を重視したもの。後者はフリードマンの提唱した、新自由主義ないし金融資本主義。作者はライン型資本主義の有用性を再三主張しながらも同時にその衰退を予言した。本著が出版されて20年。さて、その結果はどうだろう?残念ながら日本型資本主義は大敗北をきしたようだ。

  • Jiemon

    資本主義の種類として、日本、ドイツはライン型。経済的には成功しているが、地味で魅力に欠ける。アメリカ型は全体的には欠点が多く、経済的にはライン型に負けているが、やり方が派手で、神話にもこと欠かない。ハリウッド映画にように観客を魅了している。その結果、資本主義の流れはアメリカ型へ流れている。貧富の格差が広がっている点では、最近の日本もかなりアメリカ型。また、マネーゲームに狂奔する姿もかなりアメリカ型寄り。日本の良さをもっとアピールすべき、確かに四半期毎の決算に一喜一憂いていては、長期的な企業展望が描けない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items