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なぜオスとメスは違うのか 性淘汰の科学

マーリン・ズック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469269710
ISBN 10 : 4469269719
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

異性をめぐる競争から起こる進化の不思議。動物のオスとメスは驚くほどバラエティに富んでいる。

目次 : 第1章 ダーウィンのもう1つの大きなアイデア/ 第2章 配偶システム―相手の数と期間/ 第3章 メスの選り好み/ 第4章 性の役割とステレオタイプ/ 第5章 交尾後性淘汰/ 第6章 性的対立/ 第7章 種の存続と性淘汰/ 第8章 結論と今後の展望

【著者紹介】
マーリーン・ズック : ミネソタ大学生態・進化・行動学科・教授。性淘汰の研究、とりわけ寄生者の存在が寄主の生態、進化、行動にどのように影響するかの研究をしている

リー・W.シモンズ : 西オーストラリア大学生物科学部進化生物学分野・教授。生活史の進化と性淘汰のかかわりに関する理論モデルを、脊椎動物と無脊椎動物の両方において検証している。Behavioral Ecology誌の現編集長。オーストラリア研究評議会(ARC)連邦フェローシップ(2005‐2009)。ロンドン動物学会科学メダル受賞。オーストラリア科学アカデミー会員(2009)

沼田英治 : 京都大学人と社会の未来研究院・特定教授。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒業。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。専門は動物生理学・行動学

遠藤淳 : 大阪市立大学理学部卒業。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 姉勤

    LGBTやらが声高に叫ばれる中、自然界においてもその多様性の証左を当て込んだが、特例以外、厳然とした2局以外許さない観察結果が示され、オスとして、もしくはメスとしての次世代への涙ぐましい投資と、卑怯卑屈もなんのそのの、遺伝子を残したい弱者の努力が示させる。それを「性淘汰」と呼び、次世代を、自分の遺伝子をより良い状態で繋ぐための戦略と投資(親自身か育児にかは生物による)のケースを載せる。人間世界の多様な「愛」の形に似て非なる、自然界のシステマチックな慈愛なき子作り。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。原題は“Sexual Selection”て2018年刊行、オックスフォード大学出版のア ベリー ショート イントロダクションの一冊▲交尾後性淘汰。ダーウィンは、性淘汰プロセスは交尾相手の獲得とともに終わると考えていた。メスは基本的に一個体のオスとのみ交尾すると考えていたためである。現在ではメスの複数回交尾や生殖器内での精子競争など交尾後の性淘汰も重視されている▲性的対立。交尾の利害はオスメスで異なる。かつて両性で調和すると見られていたが、対立的な見かた、戦場視するものも現れた。

  • kamekichi29

    様々な生物の様々な性淘汰の研究の紹介。いろんな進化した仕組みの多様さ、奇抜さに驚かさせられる。

  • 四色しおり

    あらゆる生物のオスとメスには同じような傾向が存在するのか? 存在すると言えるし、存在しないともいえる。性淘汰のための特殊な形質は種分化を促す一方で、自然淘汰による他の生物からの捕食も引き起こすからだ。 違和感を覚えたのは交尾後性淘汰の概念だ。確かに精子と卵子の量・質の変化により淘汰は発生しうるだろうが、受精後のコストに対して受精前のコストは無視できるほど小さいはずだ。したがって、自然淘汰が働かず、この特徴はほとんど無限大に発散するように思うが、実際にはそうなっていない。その理由を知りたいと思った

  • やっこ

    性淘汰は交尾前だけでなく、交尾後も激烈に展開される 1980年代以降の研究により精子競争、隠れたメスの選択、性的対立といった交尾後のプロセスが性淘汰の主戦場 オスは精子の量的競争だけでなく、他オスの精子を無力化する毒性物質の分泌、配偶者防衛行動、交尾栓の形成など、極めて巧妙な戦略を進化させてきた。一方メスも受動的存在ではなく、どのオスの精子で受精させるかを積極的に選択する「隠れた選択」を行っている。

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