マーシャ・ロリニカイテ

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マーシャの日記 その後 旧ソ連のユダヤ人差別

マーシャ・ロリニカイテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784406068031
ISBN 10 : 4406068031
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ホロコーストから生還後、ソ連の文化事業局に勤めていたマーシャは、ユダヤ反ファシスト委員会議長の事故死に疑念を抱いたため「不健全な関心」として、突然解雇される。相次ぐユダヤ人のシベリア送り、学長職を追われる父。「私は生き残った。それなのになぜ黙っているのか」。書かずにはいられなかった貴重な記録。

【著者紹介】
マーシャ・ロリニカイテ : リトアニア出身のユダヤ人作家。1927〜2016年。ホロコーストを生きのびた体験記録である『私は語らなければならない』(邦訳『マーシャの日記―ホロコーストを生きのびた少女』)、『三つの出会い』『長い沈黙』『消される運命』などの作品がある。生涯反ファシズムを訴え続けた

清水陽子 : 早稲田大学第一文学部卒業。著書に『ユダヤ人虐殺の森―リトアニアの少女マーシャの証言』(群像社)、『シルクロードを行く』(東洋書店)、『女たちが究めたシルクロード』(共著、東洋書店)、訳書に『マーシャの日記―ホロコーストを生きのびた少女』『消される運命』(新日本出版社)、『長い沈黙』(未来社)他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    17歳で収容所から赤軍に解放されたマーシャ。だが、彼女に待っていた現実は過酷だった。解放直後に仲間が赤軍からレイプされそうになるも、何とか祖国リトアニアに帰還できた。しかし、同族のユダヤ人からは「抵抗しなかった恥さらし」と批判されたという一文を読んだ時、怒りで身体が震えた。生き抜く事に必死だった者や死者に鞭を打つような事を言わないでくれ!また、「ユダヤ人は滅べば良かった」と言う一市民の声を聞いたマーシャの衝撃と恐怖は計り知れない。それは迫害や事実の隠蔽、罪人が裁かれない理不尽は戦後も続く事を悟る事だからだ

  • Nobuko Hashimoto

    ホロコーストから生還したリトアニアのユダヤ人少女はその後どう生きたか。本人による回想録。文化機関で働きながら文学大学を終了し、作家への道を歩み始める著者だが、戦後もユダヤ人差別は続き、再び収容所に送られるのではないかと恐怖する日々を送る。リトアニアにおけるユダヤ人虐殺の責任者らが罪を問われず生きていることへの腹立ちや、ソ連における被抑圧者であるリトアニアのさらにユダヤ人であることがいかに厳しいものであったか、当人による回想録だからこそ伝わる時代の空気やリアリティがある。

  • みんな本や雑誌が大好き!?

    「はてな?」と思ったのは、新日本出版社から出た『マーシャの日記』『マーシャの日記その後』を今回手にしたのですが(「その後」を精読するのはこれからです)、『マーシャの日記』の「(訳者の書いた)おわりに」や、『マーシャの日記その後』の「訳者あとがき」などを読んだものの、そこには先行研究というか、先行訳出の内村剛介さんの本(『マーシャの日記』集英社ほか)の紹介がまったくないのです。内村さんがトロツキーの本も訳しているから、黙殺したのでしょうか? だとしたら残念なことです。

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