Product Details
ISBN 10 : 4560083215
Content Description
あなた自身と出会うためのスポーツ哲学
走りのハートビートがささやく。自由とは何か、人生では何が本当に重要なのかと。ベストセラー『哲学者とオオカミ』の著者が、自らの体験とその結実を全てのランニングファンに贈る。
忘れていたあなたが蘇る!
各地でランニング熱が盛んだ。皇居一周、市民マラソン等、話題には事欠かない。ひとはなぜ走るのだろう、何がひとを駆り立てるのか。
ベストセラーとなった前著『哲学者とオオカミ』では、子ども時代から走ることが大好きだった著者はオオカミと起居を共にし、オオカミとの交流を通じて人間にとっての生と死、幸福の意味を考えてきた。本書はその続編ともいうべき快著だ。
本書は、著者がマイアミマラソンのスタートラインに立つところから始まり、ゴールに達するところで終わる。が、マラソンがテーマなのではなく、ランニング体験を軸としてそこに湧き上がる様々な思考が紹介される。そして走ることの本来の意義、何かのために走るのではなく走ること自体が内在的に持つ価値、ひいては生きることを巡る思索が、プラトンやサルトル、村上春樹等を引用しながら、様々な思い出と共にユーモアを込めて綴られる。
「本書は生きることを肯定する卓越したスポーツ書だ。走ることのエッセンスを完璧に捉えている」(R・ハービー)、「思考を確実に刺激してくれる楽しい夢想」(P・ニール)。
走りのハートビートがささやく、忘れていたかつてのあなたが蘇る。ランニングファン待望の一冊!
[目次]
はじめに──走り、そして思い出す
1. スタートライン 二〇一一
2. ストーン・マウンテン 一九七六
3. 走るために生まれる 一九九九
4. アメリカ人の夢 二〇〇七
5. エデンの園のヘビ 二〇〇九
6. ラ・ディーグ 二〇一〇
7. 自由の境界地 二〇一一
8. 神々、哲学者、競技選手 二〇一一
謝辞/訳者あとがき
[原題]RUNNNING WITH THE PACK: Thoughts From the Road on Meaning and Mortality
マーク・ローランズ Mark Rowlands
哲学者。1962年、ウェールズに生まれる。イギリスのマンチェスター大学で最初は工学を学んだが、後に哲学に転向。オックスフォード大学で哲学の博士号を取得。アメリカのアラバマ大学、アイルランドのコーク大学などを経て、2007年から現在まで、アメリカのマイアミ大学で哲学教授を務める。著書には一般向けの哲学の本が多数あり、一部は多数の外国語に訳されている。主な著書に、世界的ベストセラー『哲学者とオオカミ』(今泉みね子訳、白水社)、『哲学の冒険』(筒井康隆監修、集英社インターナショナル)、「Animal Rights: All That Matters」(Hodder & Stoughton Education Ltd, 2013)、「Can Animals Be Moral?」(Oxford University Press, 2012)ほか多数。
訳者:今泉 みね子(いまいずみ みねこ)
国際基督教大学教養学部自然科学科卒業、生物学専攻。フリージャーナリスト・翻訳家。1990年よりドイツのフライブルク市に住み、ドイツ語圏の環境対策に関する執筆・講演に従事。主要著書:「脱原発からその先へ ドイツの市民エネルギー革命」(岩波書店)、「ここが違う、ドイツの環境政策」、「ドイツを変えた10人の環境パイオニア」(以上、白水社)、「みみずのカーロ」(合同出版)、「励ます弁当」(講談社インターナショナル) 主要訳書:「哲学者とオオカミ」、「オオカミと生きる」、「オオカミ──その行動・生態・神話」、「イルカがくれた奇跡」(以上、白水社)、「インフォグラフィクス原発」「インフォグラフィクス気候変動」(以上、岩波書店)
【著者紹介】
マーク・ローランズ : 哲学者。1962年、ウェールズに生まれる。イギリスのマンチェスター大学で最初は工学を学んだが、後に哲学に転向。オックスフォード大学で哲学の博士号を取得。アメリカのアラバマ大学、アイルランドのコーク大学などを経て、2007年から現在まで、アメリカのマイアミ大学で哲学教授を務める
今泉みね子 : 国際基督教大学教養学部自然科学科卒業、生物学専攻。フリージャーナリスト・翻訳家。1990年よりドイツのフライブルク市に住み、ドイツ語圏の環境対策に関する執筆・講演に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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