CIAの秘密戦争 「テロとの戦い」の知られざる内幕 ハヤカワ文庫

マーク マゼッティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150505042
ISBN 10 : 4150505047
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;16

内容詳細

2001年の9・11同時多発テロは、米情報機関に一大転機をもたらした。CIA(中央情報庁)はドローンを駆使して暗殺作戦を遂行する準軍事組織へと様変わりし、国防総省(ペンタゴン)は自前のスパイ組織を作り、戦場外でテロリストを狩り始める。両者は確執を深めるが―。苛烈な監視・拷問・暗殺作戦の実態に“ニューヨーク・タイムズ”の敏腕ジャーナリストが迫る。トランプ政権誕生を受けた「監訳者解説」を収録。

目次 : プロローグ 彼方の戦争/ 殺害許可/ スパイ同士の結婚/ 暗殺部隊/ ラムズフェルドのスパイ/ 怒れる鳥/ 真のパシュトゥーン人/ 曖昧化する任務/ 代理戦争/ 基地/ 前線なきゲーム/ 「親父さん」の復活/ メスの刃/ アフリカ・スクランブル/ 破綻/ 医者と老師/ 空から落ちる火/ 引退者コミュニティのスパイ

【著者紹介】
マーク マゼッティ : “ニューヨーク・タイムズ”記者。ワシントン支局で安全保障分野を10年担当し、現在は同紙“ワシントン調査チーム”エディター。1974年ワシントンD.C.生まれ。デューク大学卒業、オックスフォード大学にて歴史学(現代史)の修士号取得。“エコノミスト”、“USニューズ&ワールド・リポート”、“ロサンゼルス・タイムズ”記者を経て現職。パキスタンおよびアフガニスタンにおける暴力の激化とアメリカ政府の対応に関する報道で、2009年にピュリッツァー賞を共同受賞

小谷賢著 : 日本大学危機管理学部教授。専門はインテリジェンス研究、イギリス政治外交史。1973年京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。防衛省防衛研究所戦史部教官、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、防衛研究所戦史研究センター主任研究官を経て現職

池田美紀 : 翻訳家。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Hiroshi さん

    第2次大戦までアメリカに諜報機関は無かった。大戦が始まるとイギリス秘密情報部(MI6)の手ほどきを受け戦略諜報部(OSS)ができた。MI6は諜報活動中心だがOSSは工作活動中心だった。戦後に中央情報局(CIA)が外国の諜報活動と工作活動を担った。ケネディ政権から要人暗殺を担うようになる。CIAの活動を知ったフォード大統領がCIAの暗殺業務を禁止する。それを復活させたのが2001年の911事件後の子ブッシュだ。それからビンラディン暗殺までの10年間を見ていく本。秘密戦争とは戦場外で行われるテロリスト狩りだ。

  • tsune105 さん

    911のテロ以降、暗殺リストを基にドローンでアメリカの敵を消す軍事組織に変貌を遂げるCIAを描いたノンフィクション。 時系列ではなく、現場の工作員から大統領まで登場人物が多く読みづらい。 しかし、軍隊を持つ国防総省と情報収集・分析から軍隊を持とうとするCIAの役所間の権力闘争は見どころ。本来のヒューミントを中心とした情報収集能力の低下もしかり。 テロリストを擁護するつもりはないが、相手国家への主権侵害が恐ろし過ぎる。 著者の暗殺に対する一貫して批判的な姿勢は、アメリカ人の良心が健在なのが唯一の救い。

  • Kiyoshi Utsugi さん

    マーク・マゼッティの「CIAの秘密戦争 変貌する巨大情報機関」を読了しました。 2001年に起きた9.11同時多発テロから2011年まででCIAがこんなに変わったというお話です。 登場人物の名前がすぐに覚えることが出来なくて、読むのはかなり苦労しました。

  • ゆんろん さん

    もはや情報機関ではない気がする。こんな近過去?の話がでてくるのはいいんだか悪いんだか。隠し通そうとするよりはよいのだろうが。

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マーク マゼッティ

“ニューヨーク・タイムズ”記者。ワシントン支局で安全保障分野を10年担当し、現在は同紙“ワシントン調査チーム”エディター。1974年ワシントンD.C.生まれ。デューク大学卒業、オックスフォード大学にて歴史学(現代史)の修士号取得。“エコノミスト”、“USニューズ&ワールド・リポート”、“ロサンゼルス

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