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動物たちの心の科学 仲間に尽くすイヌ、喪に服すゾウ、フェアプレイ精神を貫くコヨーテ

マーク・ベコフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791767656
ISBN 10 : 4791767659
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

感謝するクジラ、苦痛を分かちあうマウス、盲目のパートナーに寄り添うラバ、遊びを愉しむユーモアのある鳥…。動物たちはただ喜怒哀楽を感じるだけでなく、他者への共感能力まで身につけている。動物行動学の第一人者がさまざまな逸話や科学的検証をもとに、動物たちの、人間に勝るとも劣らない豊かな感情世界を解明し、種を超えた共存に向けて提言する。

目次 : 第1章 動物の情動とその重要性/ 第2章 認知動物行動学―動物の心と感情の研究/ 第3章 動物の感情―動物は何を感じているか/ 第4章 野生の正義、共感、フェアプレイ―動物に名声を見出す/ 第5章 難問―懐疑家への回答、および科学における不確実性への対処/ 第6章 倫理的な選択―いかに知識を実践に応用すべきか

【著者紹介】
マーク・ベコフ : コロラド大学ボルダー校名誉教授、動物行動学会フェロー、元グッゲンハイム・フェロー。世界的に著名な動物行動学者ジェーン・グドールとの共同活動も多い

高橋洋 : 同志社大学文学部卒業。IT企業勤務を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • トムトム

    ちょっと残酷画像が見たくなかった。ブルーになります。でも動物好きなら当たり前に知っているけれど、彼らに共感能力はあるということを言いたい気持ちは分かりました。我が家の新人猫が私にヤンチャすると、老猫が新人猫をパンチしにきます。ラットのライジングテストはこの世からなくしてほしい…

  • yooou

    ☆☆☆★★ 動物たちに心があることは僕も確信を持っているのだけど、それがどのようにして、どうなっているのかが知りたい訳だったのだけど、そっちには行かず、事例ばかりが繰り返される。そして我々はこうした動物達とどう付き合っていくのかという点では、むむむそう来たかという感じ。そんな極論では解決しないし、相手にもされなくなるんじゃないかと思ったけど。

  • なか

    ・p21 情動は私たち祖先からの贈り物であり、人間も動物もそれを受け取っているのだ。このことを絶対に忘れないようにしよう。

  • tama_lion

    「擬人化はヒトと動物の心性の進化的連続性の表れであって否定すべきものではない」みたいなことを言ってるけど、それだと「間違った擬人化」や「ただの押しつけ」は存在しないはずなのに、そういうのがあるのは認めつつ、でも「慎重な擬人化」がそれとどう違うのかちゃんと説明されてなくて、なんか混乱してるなあと。フィールドでの野生動物研究から種やハビタットの保護ではなくてこういう愛護方面に行く人はわりと珍しいので、どういう現実的動機があったのか気になってたけど、あんまり触れられてなかったな。

  • マウンテンゴリラ

    動物に情動があるかという議論に対しては、動物を擬人化して描く昔ばなし等に慣れ親しんで来た我々日本人にとっては、私もその一人であるが、自明なこと故に、逆に違和感を感じる人も多いのではないだろうか。だがそれは、私のような還暦世代にとっては自明なことであっても、すべての世代においてそうであるとは限らないのかもしれない。ただ、動物に対する人間の優位性ということにおいては、より若い世代ほど、その意識は低いのではないかと漠然とではあるが感じている。結局のところ、動物に心があるかどうかという、→(2)

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