レイフ・セーゲルスタム/マルタン:レクィエム、ヤナーチェク:主の祈り
1975年から1982年までウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めたレイフ・セーゲルスタム。自身も作曲家であり、幅広いレパートリーを持つ彼は、演奏機会に恵まれない作品を好んでとりあげ、聴衆の意表をつきました。このアルバムに収録されている2作品はともにオーケストラのアーカイヴから発掘してリマスターを施したもの。どちらも聴き応えがあります。
マルタンの死の直前である1971年から72年に作曲された『レクィエム』は「死を受け入れ、和解するための明確な意思」を表現したという作品で、激しい「Dies irae」と美しい「In paradisum」の対比が際立ち、バッハやシェーンベルク、バルトークの影響が仄かに見受けられる無調に近い音楽です。
かたやヤナーチェクの『主の祈り』はポーランドの画家ユゼフ・クシェシュ=メンツィナの宗教画「山上の垂訓」に触発された15分程度の作品。ヤナーチェクはキリストではなく民衆を主人公にして作曲し、ピアノとハルモニウム(オルガン)の伴奏による小規模なカンタータとして仕上げた作品を、1906年にハープとオルガン伴奏に改訂しました。ここで表情豊かなテノール独唱を聴かせるのは、ワーグナー作品などでおなじみのハインツ・ツェドニクです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. マルタン:レクィエム〜4人の独唱、合唱、オーケストラとオルガンのための
Introitus
Kyrie
Dies irae
Offertorium
Sanctus
Agnus Dei
In paradisum
Lux aeterna
2. ヤナーチェク:主の祈り〜テノール独唱、合唱、オルガンとハープのための
天にいますわれらが主よ
あなた様のご意思が天にも地にも
われらが日々の糧を今日も下さい
私たちが罪人を許したように
私たちを誘惑へと導かず
ジェーン・マーシュ(ソプラノ:1)
リア・ボーレン(アルト:1)
クラエス=アーカン・アーンシェ(テノール:1)
ロベルト・ホル(バス:1)
ハインツ・ツェドニク(テノール:2)
アルコラ・クラーク(ハープ:2)
ルドルフ・ショルツ(オルガン)
ウィーン・ジュネス合唱団(1)
ORF合唱団(2)
ウィーン放送交響楽団(1)
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
録音時期:1979年2月23日(1)、1987年10月22日(2)
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(ライヴ)