マルセル・プルースト

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失われた時を求めて 全一冊 新潮モダン・クラシックス

マルセル・プルースト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105910037
ISBN 10 : 4105910035
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
522p;20

内容詳細

角田光代×プルースト 世界文学最大・最強の長篇小説の画期的〈縮約版〉刊行!

作家志望の「ぼく」が味わう苛烈な恋、そして「時」の不思議――。あまりの長大さと複雑な文体ゆえに、名声ほどには読破する者の少なかった二十世紀小説の代表作が、いま蘇える。現代を代表する小説家と仏文学者のコラボレーションによって、プルーストのエッセンスはそのままに、贅美きわまる日本語でついに読める、読み通せる驚異の縮約版一千枚!

【著者紹介】
マルセル・プルースト : 1871年パリのオートゥイユに、著名な医学博士の長男として生まれる。96年、処女作『楽しみと日々』を発表するも不評。1908年より『失われた時を求めて』執筆の準備を始め、13年に第一巻「スワン家の方へ」を出版。第二巻「花咲く乙女たちのかげに」(19年)がゴンクール賞を受賞するなど好評を得るも、22年に没するまでに刊行できたのは全七巻のうち第四巻「ソドムとゴモラ」までだった。第五巻「囚われの女」から最終巻「見いだされた時」は没後刊行された(第六巻「消え去ったアルベルチーヌ」のみ未定稿のまま刊行)

角田光代 : 1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。『対岸の彼女』で直木賞、「ロック母」で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞

芳川泰久 : 1951年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院後期博士課程修了。早稲田大学文学学術院教授(フランス文学、文芸評論)。ヌーヴェル・クリティック、テクスト論と呼ばれる批評ジャンルの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    岩波文庫版で挑戦中の所、ズルしてこちらを読破(笑)しかし、絶妙な小麦粉のブレンドとたっぷりのバターで作る風味と歯応えが堪らないクロワッサンみたい本編に対し、この縮約版は口蓋に貼り付きやすいウェハースのようなもので少し、不快で物足りなかったです。読む分量が多すぎて内容を掴むのに無駄に思える美術講義や社交界での退屈極まりないゴシップ話、各登場人物の逸話という雑多な要素がどれ程、この物語を味わい深くしていたことか!また、それらは読者にお気に入りの場面を見つけるという自由の選択も提供していたのだと改めて思います。

  • たーぼー さん

    編訳者の苦心が覗える作。学生時代『スワン家の方へ』の段階で早々に挫折した身としては呪縛から解放された感もあり、これでもう十分な気が・・。でも『読んだ』とはいえないのかな?嫉妬深く思いこみの激しさに自らを陥れる『男』。多くの人格から構成された複雑で純な『女』。彼らと多くの人々を通して時代を貫いた20世紀文学の思考の果ての払暁。ただ長大な本作だからこそ通読し、その中から尋常ならぬ官能的刺激、人が人たる真実を見出すべきというのならプルーストの魅せたかった世界はいまだ僕の中で曖昧だ。全巻チャレンジいきますか・・。

  • starbro さん

    5年程前に「失われた時を求めて」集英社文庫版全13巻読破にチャレンジしましたが、図書館で1巻ずつ予約取寄せだったことと、話の展開の遅さに面白みを感じられず5巻迄で頓挫しました。今回、角田光代×プルーストの画期的な縮約版が出たので、過去のリベンジとして読みました。角田光代のグッド・チューニングで一気読みしました。しかしながら物語の本質は変わらず、これが本当に20世紀を代表する小説なのかは、大きな疑問です。以前、源氏物語を全巻読了した時の達成感も感動もありませんでした。次に全巻再チャレンジをするかは微妙です。

  • きーしゃん さん

    難しかったー。わからなかったー。一ヶ月近くかかってしまった。読書道なるものがあるならば、出直してこいといった感じで、小生には早すぎた。情景が浮かばない上に、言わんとしてる意味が分からない。こんなことなのかなと感じるので精一杯だった。なので、感じたことを記しておく。この本の中には愛はない。自己中心的な恋がもたらす嫉妬と狂気。男はマザコンを基礎に愛を求める。欲望がもたらす歪んだ作用。時間と精神と肉体の関係。そこから生じる時間と死の概念。人が生きて為したことを時間を通してどう捉えるか。生の実感がもたらす作用。

  • さきん さん

    これなら早く読めると思って読んだ。恋愛している時の登場人物の気持ちの変化を巧みに描いている。主人公の心情分析も独特。皆が称賛するほどの話とも思えなかったが、それは原典を直訳したものにあたるしかないが、話の流れが分かってよかった。味や匂いから突如として懐かしい思い出がよみがえってくる感覚はすごいよくわかる。

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マルセル・プルースト

1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、パリ郊外に生まれた。父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭で教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。少年の頃から文学者を志し、文芸雑誌への寄稿も行い、24歳で文集『楽しみと日々』をアナトール・フランスの序文を付して発表する。1907年頃からパリのオスマン

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