マルセル・シュオッブ

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マルセル・シュオッブ全集

マルセル・シュオッブ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336059093
ISBN 10 : 4336059098
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
933p;22

内容詳細

夭折の天才作家の作品を全一巻に集大成した初めての全集。

【著者紹介】
大濱甫 : 1925年生れ。2012年歿。元慶應義塾大学教授

多田智満子 : 1930年生れ。2003年歿。詩人・作家

宮下志朗 : 1947年生れ。放送大学教授、東京大学名誉教授

千葉文夫 : 1949年生れ。早稲田大学教授

大野多加志 : 1952年生れ。東洋学園大学教授

尾方邦雄 : 1953年生れ。編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • syaori さん

    硬質で美しい作品が収められています。作者は「拾穂抄」でスティーブンソンの小説に対し「非現実的なイメージこそ彼の著作の本質をかたちづくっている」と書いていますが、これは彼の小説のことでもあると思います。黄金の仮面を被った癩病の王、白い声を聞いてイェルサレムを目指す子供たち、少年にランプを売る幻のような売笑婦の少女などが闇のなかから淡い、しかし鮮烈な印象を持って現れ、闇のなかに消えていきます。作品それぞれが小さな宝石のようで、鉱石の標本を眺めるように楽しみました。「モネルの書」「架空の伝記」が特に好きでした。

  • きゅー さん

    絶版が多い彼の著作が一同に集められた一冊。900頁ほどの丁寧な造本で、一冊の重量感がすごい。静かな夜にお酒でも飲みながら、ちびちびとページを繰るのが贅沢な時間だ。今回は、これまで未読だった3篇を読むことに。「モネルの書」中の「Tモネルの言葉」の格言めいた導入部が好きだ。男性から逃れ去る女性のイメージは、ベアトリーチェを追い求めるダンテに連なる数多くの物語と同様に、二度と手に入れることの出来ないものの最たるものであり、心に痛みを感じさせる。37歳で夭折した彼の作品は多くはない。その一点だけが残念でならない。

  • Mark.jr さん

    ちくま文庫あたりで小分けにして復刊して欲しいです。

  • プロムナード さん

    うっとりする幻想と確固たる象徴性。彼は小説家というより、人類の「物語の元型」の語り手なんだろう。ダンセイニのように。「黄金仮面の王」はその結晶で、映像美に満ちた表題作、神話的スケールの「大地炎上」、儚い童心を映す「青い国」など、どれも想像力あふれる逸品ばかり。拾穂抄や評論を読むにつけても、ああ彼は象徴性をもって全世界を表そうと試みる作家なんだなと感じる。「架空の伝記」のウッチェロ伝にはそんな本人の姿が重なって面白い。最後の中編「木の星」では象徴性が大きな物語に開花しそうな胎動があり、夭折があまりに惜しい。

  • OHNO Hiroshi さん

    短編ばかり。 「アウア」はエロチックな作品。

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