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赤と青ローマの教室でぼくらは

マルコ・ロドリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794968548
ISBN 10 : 479496854X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小説家・詩人として活躍するマルコ・ロドリは、ローマ郊外の高校で国語教師として30年にわたって教鞭をとっている。決して恵まれた環境とは言えず、時にひどく過酷な教育現場。学習意欲が望めず、将来への展望を持てない生徒たち。近年増加しつつあるいじめ。学校をも蝕む麻薬問題。移民や差別、貧困、落第…。学校社会で起こる様々な問題に対し、作家ならではのすぐれた洞察力で時に温かく、時にきびしい眼差しを向ける。教育本来の理想と現実とのギャップに葛藤しつつも、生徒たちと心がふれあう瞬間を信じて奮闘する日々をつづった心温まるエッセイ集。

目次 : ピーニャ学習帳!/ 率直さの時代/ 生徒たちの詩心/ 口頭試問とピアス/ ゆっくり動く子どもたち/ 同じ言葉、同じフレーズ、同じフィーリング/ リュックは語る/ 教室で生徒の携帯が鳴る時/ 親の勉強をアシストするコーチ?/ 補講は迷子の子ヒツジを救えるか〔ほか〕

【著者紹介】
マルコ・ロドリ : 1956年、ローマ生まれ。作家、詩人。80年代を象徴する長編小説『過ぎゆく千年の記』で86年にデビュー

岡本太郎 : 1960年、東京生まれ。ライター、翻訳家、カメラマン、東京大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • すみの

    イタリア各地で教師生活30年を送った著者の若者観察日記という感じ。映画原作本。『赤と青』とはこの2色を1本にした色鉛筆のこと。先生の商売道具だ。時代の流れとともに生徒の質も変わった、もちろん先生の考え方も。でも変化する時代であっても、人としてのマナーは最低限必要。生徒達の千差万別の生き方にどれだけの知恵とエールを贈れるか、大人たちのお手本にもかかっている。

  • ののまる

    もう正月から大爆笑!!!「以前は我が家で洗う汚れものだったのだが、今や広場でする洗濯で、しみやほころびは隠しようがない」。うわああ、わかる〜笑 そして生徒に対する目が温かい。良い先生だなあ。

  • ロピケ

    表紙カバーの紹介で「ローマ郊外の高校で国語教師」とあるのを見て、これはおそらく、国際国語授業コンテスト(私の頭の中の架空の国際大会)フランス代表のぺナック先生や、日本代表の橋本先生に次ぐイタリア代表をついに発見した!と思った。読み始めてみると授業内容よりも授業風景を主に扱った本で、基調となるのは、教室に流れ込み、生徒たちの学習を阻害する商業主義、拝金主義への嫌悪である。中には「哲人生徒」のような驚くべき確信犯が現れて先生の信念を揺るがし、自信を失わせることもある。気のめいるような現実の中にも時として…。

  • ももこ

    国は違えど生徒とその親、教師の抱えている問題は共通項が多い。それらの要因の一つに「カンタンさ」という神さまが席巻しているという指摘にはなるほどとうなづける。他にも筆者の勤めるイタリアの学校におけるいじめや、授業態度、その親の子供に対する態度などいろいろな学校を取り巻く環境や課題に言及していて考えさせられたり、首肯したりしながら読了。

  • たま

    いずこも同じであるが、こういう熱い想いをもつ教師がはたしてどれだけいるのだろうと思った。

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