基本情報
内容詳細
日本の高度成長期の発展要因を、共同体資本主義に見出した著者は、それがバブル崩壊前後から逆に日本経済にとって桎梏となっていった過程を解き明かす(とりわけコンピューター、通信、半導体といったハイテク産業を舞台に、日本企業の特質を根源から解明する)。今後の日本再生のために、長所と欠点を総点検し、21世紀の大変動を乗り切っていくための必読の1冊。高い組織能力を持ちながらも、日本がグローバル競争の中でなぜこれ程後退していったのかを、詳細な歴史データで描き出している。
目次 : 第1章 共同体資本主義のダイナミクス/ 第2章 規範と制度/ 第3章 電信電話産業の巨人/ 第4章 電気通信業界―時代遅れの制度/ 第5章 コンピュータ―協調か競争か?/ 第6章 ソフトウェア―失敗のための「プログラム」/ 第7章 半導体―好況から不況まで/ 第8章 共同体資本主義の危機
【著者紹介】
マリー・アンチョルドギー : ワシントン大学東アジア研究所教授兼日本研究プログラム主任。『The Journal of Japanese Studies』の共同編集者
安部悦生 : 明治大学経営学部教授
内田金生 : 拓殖大学商学部准教授
山下充 : 明治大学経営学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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