マリオ バルガス=リョサ / 田村さと子

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楽園への道 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集1

マリオ バルガス=リョサ / 田村さと子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309709420
ISBN 10 : 4309709427
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,507,6p

内容詳細

それぞれのユートピアの実現を信じて生き抜いた、2人の偉大な先駆者。画家ゴーギャンと、その祖母で革命家のフローラ・トリスタンの激動の生涯を描いた、ラテンアメリカ文学の巨匠の大作を初紹介。

【著者紹介】
マリオ・バルガス=リョサ : 1936年、ペルー生まれ。58年、サン・マルコス大学文学部卒業後、スペインに留学。同年、短編集『ボスたち』を発表する。62年、『都会と犬ども』により二つの文学賞(ブレベ図書賞およびスペイン批評家賞)を受けて脚光を浴びる。その後67年『緑の家』、69年『ラ・カテドラルでの対話』、73年『パンタレオン大尉と女たち』など長編を次つぎに発表、ラテンアメリカを代表する作家として確固たる地位を築く。74年、ペルーに帰国してからは作家活動の傍ら政治活動も精力的に行う。76年、国際ペンクラブ会長に就任。85年『世界終末戦争』発表。90年にはペルー大統領選に出馬するが、アルベルト・フジモリに敗れる。2000年『ヤギの祝宴』発表。小説のほか『ガルシア=マルケス―ある神殺しの歴史』など評論や戯曲も数多い

田村さと子 : 1947年、和歌山県新宮市に生まれる。現在、帝京大学教授。お茶の水女子大学卒業後、メキシコ国立自治大学、スペイン国立マドリード大学に留学。帰国後、お茶の水女子大学大学院博士課程修了。1991年、同大学にて学術博士号(Ph.D.)取得。ミストラル研究によりスペイン王立アカデミーチリ支部・チリ言語アカデミー外国人会員に東洋人として初めて選出される。著書に、『イベリアの秋』(第3回現代詩女流賞)、訳書に『ネルーダ詩集』(チリ大統領賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    2人の強烈な個性が、全く交錯することがないままに物語は進んでいく。1人はポール・ゴーギャンであり、もう1人はその祖母フローラ・トリスタンである。ゴーギャンは画家としてばかりか、その生涯も比較的よく知られているが、一方のフローラは労働運動家であった。「労働者を団結させ、女性の平等を勝ち取る」ことを生涯の目標としていたのである。この2人はいずれも共に時代を先取りし超越する、いわば天才であった。そして、それゆえに孤高を保ち、精神の孤独の中に生きねばならなかった。彼らに「おまえ」と語りかけるリョサの共感は熱い。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    全てを捨てて後世に偉大な画家として評されるようになるポールと祖母で急進的な女性・労働者解放運動家のトリスタン。血の繋がった二人の共通点は体制と神職関係者に反逆しつつも強かに利用し、人の好意には鈍感な困ったちゃんで、自分を曲げなかったことだ。ゴーギャンの章ではアルルの狂った男(ゴッホ)との交流は当然、描かれている。しかし、トリスタンの章で若き日のマルクスとのやり取りがあったのは嬉しい誤算でした。そして二人を愛称で呼ぶ、高次の視点(読者の視点?)が無茶苦茶に頑張る二人を窘めつつも優しいのも印象的でした。

  • どんぐり さん

    革命家で無政府主義者のフローラ・トリスタン、その孫にあたるポール・ゴーギャンが交互に登場する物語。ゴーギャンの章では、現地民テハアマナをモデルに描いた『マナオ・トゥパパウ』、『我々はどこから来たのか、我々は何者か。我々はどこへ行くのか』『説教のあとの幻影』『ヒヴァ・オアの呪術師』の絵画像を見ながら読み終えた。狂ったオランダ人画家との共同生活からタヒチで梅毒に蝕まれていく姿は、原始社会のユートピアを求めながらも文明病に朽ち果てていくものの儚さを感じた。

  • まさむ♪ね さん

    傑作だった。革命家フローラ・トリスタンとその孫にして画家ポール・ゴーギャン、読者はこの二人の人生―どちらもマヨネーズのたっぷりかかった唐揚げのように濃厚だ―を同時に味わうことになる。奇数章はフローラの偶数章はポールの物語だ。はじめなんだか霧がかかったようにもやもやするのは、癖のある―慣れるととても心地いい―二人称の語りのせいかと思ったけど違った。すべてはマリオの仕業、フローラとポールそれぞれの現在を描きながらも過去が少しづつ明らかになり、やがてその全生涯が浮かび上がる。

  • らむれ さん

    時折顔をのぞかせる、「〜だね、コケ。」という第三者(作者?)の相槌がとてもやさしい。私の人生にも、こういう相槌打ってくれないかな、誰か。

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