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偽情報と独裁者(仮)Sns時代の世界の危機に立ち向かう

マリア・レッサ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309231297
ISBN 10 : 4309231292
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
竹田円 ,  

Content Description

各界著名人・各紙誌絶賛!英国『ガーディアン』紙ブック・オブ・ザ・イヤー。「私の国で起きていることは、いずれ世界のほかの国でも起きる」ノーベル賞ジャーナリストの警告!!

目次 : 序章 透明な原子爆弾―(過去のなかのいま)この時を生きる/ 第1部 帰郷―権力、プレス、フィリピン 一九六三〜二〇〇四年(黄金律―学ぶという選択をせよ/ 倫理規定―線を引け/ 信頼の速度―鎧を外せ/ ジャーナリズムの使命―正直になれ)/ 第2部 フェイスブックの台頭、ラップラー、インターネットのブラックホール 二〇〇五〜二〇一七年(ネットワーク効果―着実な一歩が重大な転機につながる/ 変化の波を起こす―チームを作ろう/ 友達の友達が民主主義を駄目にした―速くではなく、ゆっくり考えよう/ 法の支配が内部から崩れる仕組み―沈黙は共謀と同じ)/ 第3部 弾圧―逮捕、選挙、私たちの未来を懸けた戦い 二〇一八年〜現在(無数の傷を生き延びて―善を信じよう/ モンスターと戦うためにモンスターになるな―恐怖を受け入れよう/ 一線を死守する―殺されないかぎり、あなたは強くなれる/ なぜファシズムが勝利をおさめつつあるのか―協力、協力、協力)

【著者紹介】
マリア・レッサ : フィリピンのジャーナリスト。米国CNNのマニラ支局とジャカルタ支局の開設・運営などを経て、2012年にニュースサイト「ラップラー」を共同で創設。ロドリゴ・ドゥテルテ政権(当時)の強権政治に対して調査報道にもとづいた批判を行い、弾圧にも屈しない姿勢を貫いたことで世界的に注目される。2021年、ユネスコ/ギレルモ・カノ世界報道自由賞、ノーベル平和賞を受賞

竹田円 : 翻訳家。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 踊る猫

    これはまさに『1984』の世界だ。過去から今が決まるのではなく、今に都合がいいように過去が書き換えられるデタラメな政治状況(特にFacebookに代表されるオンラインの情報戦)の様子がつぶさに記される。もちろんそんな「フェイク」に屈することは民主主義を手放すことにもつながるが、厄介なのは私が依拠する情報ソースこそそんな「フェイク」を含みうるネットそのものであるということ。ゆえに見極める目を養い、冷徹な思考と同時に熱い怒りを持ち続けることが大事になってくる。そう読むと実にこの本はホット。民主主義を守るために

  • どら猫さとっち

    日本やアメリカだけでなく、フィリピンもまたデマと独裁政権が問題視されているのか。フィリピンのジャーナリストが、権力とネットに立ち向かった。その闘いの記録と人生を綴った、今だからこそ読んでおきたい一冊。SNSは政治や選挙を大きく動かす作用があるが、同時に危険な方向へ導きもした。21世紀は、まさにウェブ媒体が主流になっているだろう。このまま突き進めば、戦争につながりかねない。その危険性を、私たちは身を持って知らさなければいけない。

  • RED FOX

    「うまい嘘には『ドゥテルテは最高の指導者だ』とか『ジャーナリストは犯罪者だ』といったメタナラティブを補強できるように真実が半分混ぜて」独裁強化用SNS、監視資本主義、マリアは消されず闘えるか。感動。

  • suma2021

    独裁政治が幅を利かせているフィリピンの女性ジャーナリストのノンフィクション。当初は民の味方であった背景SNSが時期が経つと権力者に有利に働く変容を詳らかに描かれた書。真実を知らない一般社会の人々は幾度となくSNSに映しだされる偽情報を真実だと勘違いする。SNSは人民のネットワークを補完ツールだが、広告モデルのビジネスのためニュースも取り入れる。ただSNSに出てくる情報は新聞などと違い裏取りも何も無いのが問題か。著者は独裁政権者よりプラットフォーム事業者のFacebookに対してNOを突きつけている

  • マナッティ

    SNSを使った新たなメディアの情報操作がアメリカ、トランプよりも早くフィリピンで行われていた事に衝撃だった。さらにいえばフィリピンの政治腐敗が生々しく、このグローバル社会の揺り戻しが起きている今に読めてとても目が覚める内容だった。マリア・レッサはテレビというメディアを知りながらもネットメディアへ力が動いた時代を生き抜いたジャーナリストとしてはとても力があると感じる。いつの時代もメディアと権力は隣り合わせであり、ソーシャルメディアという不完全なモノに対する新たなルールが必須だということを思い知った。

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