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生贄の門 新潮文庫

マネル・ロウレイロ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102403716
ISBN 10 : 410240371X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

巨石を連ねた建造物のそばに横たわる血まみれの若い娘。下腹部で組まれた手には、抉り取られた彼女自身の心臓が置かれていた…。儀式めいた惨殺事件を担当することになった捜査官ラケルの周囲で、次々と不穏な出来事が発生していく。闇からの囁き、少女の亡霊、蝋燭に照らし出される長衣姿の人々、そして、冥界の門―。スペイン本国でベストセラーを記録したサスペンス・ホラー、ついに日本上陸。

【著者紹介】
マネル・ロウレイロ : 1975年、スペイン・ガリシア地方のポンテベドラ生れ。作家、弁護士。ガリシア・テレビの番組司会やシナリオライターとして活躍。空いた時間にブログに書いたゾンビ小説Apocalipsis Z:El principio del finが反響を呼び、2007年の出版後ベストセラーとなる。その後もスリラーを中心に執筆をおこない、いずれもベストセラーに

宮〓真紀 : 東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。スペイン語圏と英米の文学/ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ナミのママ

    ホラーの怖さ、ミステリの謎解き、うるっとするせつなさに、このあとのうすら寒さをミックスした読後。久々に大好きなゴシック・ミステリを堪能した…今は〈フォークホラー〉と呼ぶらしい。その定義はあとがきに書かれている。スペイン作品だが登場人物が少なめなので人名はわかりやすい。土地と気候の描写が丁寧で否が応でも飲み込まれていく。巻頭の事件現場はかなり強烈。息子のために全てをかける主人公、その母の姿と捜査官としての姿に好感が持てた。

  • yukaring

    山頂の巨石で出来た門の前に置かれた若い女性の死体。彼女の心臓はえぐり出され蝋燭と花束で彩られていた…。この儀式めいた殺人事件を調査することになった捜査官のラケルは病気で余命の少ない息子と二人で救いを求めてこのスペインの村にやってきたばかり。そんな彼女に次々と襲いかかる不穏な出来事。闇からの囁き声に長いローブで姿を隠した人々の一団、息子の前に現れる少女の霊。一連の奇怪な現象と山頂の殺人事件は関係しているのか?調査の末に明らかになる冥界の門の言い伝えと歪んだ信仰。幻想的な雰囲気に引き込まれるフォークホラー。

  • chiseiok

    【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉参加5冊目。短編集2冊からの海外長編ということで、読み進みに難儀。悪くはないのだけれど、最近読んだ『妄想感染体』に比べると決定的に物語の牽引力が弱い。あ、いやむこうが凄すぎるだけか笑。シングルマザーの捜査官が、最愛の息子のために敢えて辺境へ赴任。そこで起きた謎の儀式殺人は…ホラー風味ミステリーと思いきや、着地はやっぱりホラーかな。楽しめたけれど、映画のノベライズっぽい…てか、映画にするべき。『このミス』でもあるあるだけど、『このホラ』順位、ちょっと違くない?

  • Shun

    初読みスペイン作家のサスペンスホラー小説。辺境の山中にて若い女性が儀式めいた殺害方法で横たえられていた。被害者を取り囲む巨石は人工的に配置され、さらに周辺で見つかった蝋燭や植物もまた何らかの意図で用意された形跡があった。一方、マドリードの捜査官ラケルは不治の病に罹っている我が子のため、藁にも縋る思いで謎のヒーリングの使い手を訪ね件のこの地に赴任してきた。ラケルは着任早々この怪奇事件と関わるが、闇は予想よりも深くこの土地と関わっているようだ。相次ぐ不審な出来事は人為的なものか、それとも古代ケルト人の亡霊か。

  • 神太郎

    スタートはミステリー。中盤はホラー。終盤はコズミックホラー?という様相のなかなか不思議な作品。田舎を舞台にしているので向こうではフォークホラーというらしい。なるほどね…。しかし、嫌いではなかったかな。当初は謎の死体から物語が展開されていくのでそこにカルト教団が関わってミステリーに終始するのかと思いきやあれよあれよと超常現象どんと来い!ってなって本当に超常現象来ちゃったから「おお〜👏」みたいな感じである。そういう意味だと諸星大二郎作品とか好きだとわりかしすんなり読めそうな気がする。

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