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吹雪の中の列車 岩波少年文庫

マト・ロヴラック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001142570
ISBN 10 : 4001142570
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“子ども同盟”を結成した4年生30人。念願の日帰り旅行にでかけますが、猛吹雪で列車が動かなくなってしまいます。みんなで助け合おうというリューバンと、反発するペーロのみぞは深まるばかり。子どもたちはピンチを乗りきれるのか!小学5・6年以上。

【著者紹介】
マト・ロヴラック : 1899‐1974。クロアチアの国民的児童文学作家。ビェロヴァル近郊の村の仕立職人の家に生まれ、ザグレブの師範学校を卒業。定年まで小学校の教師を務めるかたわら、夜、学校の屋根裏部屋でランプを灯し、執筆活動を続けた。1933年『吹雪の中の列車』を出版。その後の数十年をクロアチア児童文学界では「ロヴラックの時代」と呼ぶ。子どもたちとの日々からインスピレーションを得た現役教師ならではの感性でつづられた物語は30作にのぼり、21世紀の今も不動の人気を誇っている

山本郁子 : クロアチア語の通訳家・翻訳家。ユーゴスラヴィアからの独立前のクロアチアに魅せられ、リエカ市に住む。帰国後も日本とクロアチアの協力・交流事業に広く携わる

ささめやゆき : 1943年生まれ。版画家・イラストレーター、絵本作家として活躍。絵本に『ガドルフの百合』(偕成社/小学館絵画賞受賞)、『あしたうちにねこがくるの』(講談社/日本絵本賞)など作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    吹雪で動けなくなった列車に閉じ込められた子どもたち。彼らは同盟を作っていたが、まとまるどころか二つに分裂してしまう。その背景にあるのは、子どもたちの生活の中にもある貧富の差だ。それでも、どんなに良くない状況でも最善の方法はないかと考えるリューバンの思いと行動は、他の子たちにも伝わっていく。この物語は、クロアチアの国民的児童文学作家が書いた代表作で、クロアチアの小学校の必読図書。

  • Roko

    親がお金持ちだから自分は偉いんだと勘違いしているペーロみたいな愚か者って、どこにもいるんですねぇ。 家は貧しいけれど、みんなのことをきちんと考えられるリーダーの資質を持ったリューバンは、スタンド・バイ・ミーのクリスみたいな子なんだろうなぁ。 この物語は小学校の教科書にも載っていて、クロアチア人ならみんな知っている物語なのだそうです。 サッカー・ワールドカップで粘り強さを見せたクロアチアの強さの一端を感じさせてくれる物語でした。

  • topo

    吹雪で立ち往生した列車での脱出劇を通して貧富の差、地域格差といった格差社会が子供目線で描かれている。 社会の縮図さながらの権力にも屈せず、皆をひとつにまとめ危機を脱するべく奮闘する少年の言動が眩しい。 クロアチアの小学校必読書というのも納得。

  • Incisor

    1930年代のクロアチアが舞台のお話。日帰り旅行に出かけた小学生30人が列車での帰途に、吹雪に見舞われて立ち往生してしまう。普段から対立していたリューバンとペーロが、そんな非常事態にとった行動は相反していて、それぞれの側につく子どもたちの関係性など、当時の格差社会が色濃く感じられた。吹雪や極寒の様子が差し迫るように伝わってくるなか、子どもたちが考えながらとっていく行動や、車掌さんの対応に希望とあたたかさが感じられた。

  • timeturner

    吹雪の中で列車が立ち往生する場面は迫力があってはらはらどきどきさせる。1933年刊行なので国王独裁のユーゴスラビア王国時代の刊行で、表向き書かれてはいないけれど貧富の格差が広がり人々が疑心暗鬼で暮らしているようすがほのみえる。

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