マディソン・リー・ゴフ

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文庫法医学昆虫学者の事件簿 草思社文庫

マディソン・リー・ゴフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794220578
ISBN 10 : 479422057X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

虫たちは誰よりも早く殺人事件を嗅ぎつける。彼らは驚くべきスピードで死体を発見し、卵を産みつける。法医昆虫学者の捜査は殺人現場に乗り込み、死体につく虫を丹念に採集することから始まる。採取した昆虫と、土地の生態系、気候条件を重ね合わせることで、犯行時期や現場を探り当てることができるのだ。昆虫学者だった著者が豊富な知識と洞察力を駆使し、法廷における「法医昆虫学」を確立するまでを、解決へと導いてきた数々の殺人捜査の事例とともに語り明かす。

目次 : プロローグ 一九八四年、ホノルル/ 昆虫学者、死体と出会う/ 虫の証拠を読み解く方法/ 腐乱死体を研究する/ ハエはすばやく事件を嗅ぎつける/ 乾いた死体を好む虫たち/ 死体が覆い隠された場合/ ハチ、アリのたぐい/ 海上の死体、吊り下げられた死体/ 殺虫剤と麻薬の影響/ つらすぎる仕事/ 証言台の昆虫学者/ 法医昆虫学を認めさせる/ 新しい挑戦

【著者紹介】
マディソン・リー・ゴフ : 1944年生まれ。ハワイ大学マノア校昆虫学教授を2001年に退職したのち、現在ではホノルルのチャミネード大学の名誉教授。法医学プログラムの管理責任者として、法医昆虫学だけでなく、法医学全般および昆虫学全般を教えている。またクアンティコのFBIアカデミーでも、遺体の検査と回収の方法を指導している。アメリカ法医昆虫学評議会の設立メンバーの一人

垂水雄二 : 1942年大阪生まれ。科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    このような本は今までにはあまりなかったと思います。このような分析(死体につく虫を分析する)によって未解決になりそうな事件などがかなり解決されてきたのだと思います。確かにこのような分野を好きな方はあまりいないとは思うのですが。私はこの本を最近手に取ったのですが、川瀬七緒さんの法医昆虫学捜査官シリーズ全7作を読んでいますので結構興味深く読みました。失礼ながら川瀬さんもこの本に触発されたのかもしれませんね。

  • セウテス

    アメリカのドラマCSIシリーズが好きで全作品観破したが、川瀬七緒氏の法医昆虫学捜査官シリーズの参考にと手に取ってみる。本作は物語ではなく、実際にリー・ゴフ博士が担当した法医昆虫学の記録である。昆虫の生態から法医学への活用の重要性を、社会に認めてもらうまでの苦労や努力ひとつとっても、大切な実録であり感慨深いものだ。たんに人間の起こす事件の解明に留まらず、自然界の生態系の確かさや整然さは、比べる物が無い位偉大だと感じる。ミステリにおいても、新しいトリックや法医昆虫学の謎解きに、大いなる期待が持てて興味深い。

  • 自然界で生物が死ぬと、10分以内にハエがたまごを産み付けにやってくる。その後そのハエとウジを捕食するハエがやってきて、さらにウジと死体を求める昆虫がやってくる。そうして完全に骨となるまで死体を中心に生態系が形作られてゆく。その過程を紐解くことで死亡推定時刻や、被害者に何が起こったのかを解明するのが法医昆虫学。気温や湿度、状況や薬物の有無で変わる昆虫層は興味深い。日本にはまだ浸透していない分野なのかもしれないが、思った以上に死体から得られるものが多いと感じられ、この分野の今後の発展を期待したい。

  • kinkin

    死体につく昆虫から死亡時刻や場所を割り出す法医昆虫学という学問があることを知った。物言わぬ昆虫たちが死体についてほぼ正確に伝えることに驚くと共に、この仕事に携わる人に頭が下がる。一般の人なら動転し、異臭とおぞましい光景に尻込みをすることに冷静に立ち向かい昆虫を調べていく。 映画『羊たちの沈黙』で口の中に残っていた蛾のさなぎを調べていくシーンを思い出した。法医学について知識があればこの本に書かれていることをもっと多く理解出来たと思った。

  • ばんだねいっぺい

     文書から伝わる真摯な学究的態度に頭が下がる。遺体に群がる昆虫たちが裁判上の証拠となるということが、人間も自然の中の一部であるということを教えている。人の死とは何かと考えざるを得なかった。

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