マット・ウィルキンソン

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脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか 生き物の「動き」と「形」の40億年 草思社文庫

マット・ウィルキンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794225955
ISBN 10 : 4794225954
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物は効率的に移動運動をしなくてはならない。そのためには、ほかならぬ物理法則に適応できるかどうかが重要だ。物理法則はすべての環境に等しく存在し、生物の移動運動の進化、ならびに、その移動運動を可能にする生物の形状に、非常に強い制限を与える。現在の生物たちの形態は、移動運動を司る物理法則と、形態変化を司る進化の法則があやなす40億年の物語のすえ、できあがった。そこには「法則性」や「因果関係」も見出しうる―。這い、泳ぎ、歩き、飛ぶため、生物はどう形を変えてきたか。移動運動の物理から生物の形の進化を、最新研究で読み解く。

目次 : 1 人間はどのように歩き、走るか/ 2 人間の直立二足歩行の起源/ 3 鳥はどのように飛び始めたか/ 4 背骨は泳ぐために/ 5 ひれはいかにして肢になったか/ 6 なぜ動物の多くは左右対称なのか/ 7 脳と筋肉はどのように生まれたか/ 8 移動しない生物が進化した理由/ 9 最初の移動運動はどう始まったか/ 10 動物はなぜ動きたいと思うか

【著者紹介】
マット・ウィルキンソン : ケンブリッジ大学動物学部の生物学者、サイエンスコミュニケーター。その研究はテレグラフやニュー・サイエンティスト、ネイチャーなどで取り上げられた。イギリス・ケンブリッジ在住。1975年生まれ

神奈川夏子 : 東京都出身。日仏英翻訳者。上智大学外国学部フランス語学科卒業、同大学院フランス文学修士課程修了。サイモンフレーザー大学日英通訳科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Arisaku_0225

    脚・ひれ・翼がなぜ進化したのか?それは言わずもがな「移動」するためだ。本書はその「移動」運動の進化史を追った本だ。「ここ高校生物でやったところだ!」を何回も(しかも他分野)にわたって感じられる良書(?)。しかし専門外の方だと少し読むのが難しく感じてしまうかもしれない。海外翻訳らしく懇切丁寧に何回も回りくどく説明しているため読むのに体力がいるし厚いのでページ数に圧倒されてしまう。しかし、じっくり丁寧に読むことで「移動」運動の、生物学の面白さを存分に伝えてくれる本だと思う。

  • シュナ

    面白過ぎた。現生人類の歩行から鳥類や昆虫の飛行、魚の泳行、さらには植物の播種、原核生物の鞭毛による走化性まで、細胞骨格と分子モーターによる力学的機構からレイノルズ数を用いた生物サイズと運動との力学的関係まで、ミクロとマクロを行き来しつつ、生命40億年の進化にまつわる膨大な情報を「移動」という一貫した視点でまとめあげ語り通す。なぜ今の生き物の形はかくあるのか、という疑問の因果関係を物理的視点からすっきりと提示してくれる。読み終えて、生命とその歴史の理解について確かな視座を得た快感がある。

  • iwtn_

    生物の移動に関する進化について、人間の二足歩行や鳥類の飛翔から単細胞生物まで遡るようにして、近年の発見や研究を紹介しつつ解説する。自分は殆ど通勤もしなくなったが、ポケモンGOで歩き回ったり、ロボットの移動や生活のための輸送に興味があったので手にとった。専門的な用語が漢字で並んでいるので、調べたり眠くなったりしながら読んだが、中々面白かった。最終章だけ、人間の移動における自動車の害みたいなことが語られたが、概ね同意する。とはいえ、輸送において自動車は欠かせない。さて燃料も高騰しているが、未来はどうなるか。

  • polythenepam_m

    7 なぜ動物は左右対称なのかとかなぜ動物は動きたいと思うのかとかなぜ植物は動かない方向に進化したのかとか…今まで疑問にすら思ってなかったような視点でグイグイ行くが、専門的過ぎる内容が難解でなるほどと思う反面、素人は置いていかれてよく分からんこと必至。 であるが、最後の章の最終盤!単細胞生物から人類までの遥かな移動行動の進化を経てきたにも関わらず、結局それを台無しにするかのような車社会!挙句の果てに(書いてないけど)AIの自動運転!なんでやねん!という一冊でした。

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