マッグガーデン編

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小説 魔法使いの嫁 銀糸篇 マッグガーデン・ノベルズ

マッグガーデン編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800006929
ISBN 10 : 4800006929
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
シリーズ
:
追加情報
:
447p;19

内容詳細

金と銀の糸で編まれる、『魔法使いの嫁』の新たな地平――。

ヤマザキコレと確かな実力を持つ小説家達が文章にて紡ぎ出す、この世界の新たな彩。『魔法使いの嫁』初の公式小説アンソロジーが金糸・銀糸篇の2冊にて発売! チセとエリアス達だけではない、この世界の新たな側面を識る時、貴方はまた一つ、この世界の美しさを識る――。


【執筆作家陣】

ヤマザキコレ「羽ばたかぬ星」
魔法使いや魔術師に布を売ることで生計を立てている、魔法使いのジョナサン。10月のある日、彼は珍しい蚕の繭をツケの回収とともに手に入れる。今日も野宿で夜を明かそうとするジョナサンの耳に、「はやく」という声が聞こえてきて――

・東出祐一郎「ウォルシュ家攻防戦」
チセとエリアスはとある土地を訪れる。そこは、すでに家屋はなく石の壁を少し残すのみとなっている「家」の跡。かつて憑いていたという家事妖精に興味をもったチセにエリアスは、その土地の持つ記憶をみせる。それは遠い遠い過去に存在したブラウニーたちの記憶だった。

・真園めぐみ「ナチュラル・カラーズ」
魔法機構の技師であるキリドは、魔法を使ったときの魔力量を測る「計測器」を作り出そうとしていた。試作品にまでこぎつけた彼がデータ集めのために協力を仰いだのは「カラーズ」と呼ばれる魔法使い。キリドとカラーズの奇妙な同居生活が始まった。

・吉田親司「戦場の赤子」
大英帝国とナチス・ドイツの戦闘機が空を舞う1940年。日本人の魔法使い・G中佐と彼に付き従う霧島は、イギリス王立空軍の飛行場にいた。観戦武官でありながらスピットファイアで出撃したG中佐は、ドイツ機にグレムリンが取り付いているのを目にする。戦争に魔力を持ち込んだ者がいる……!

・相沢沙呼「ウォールド・アビーの階下で」
家女中のキャスリンが働いているのは、ロウフィールド伯爵一家が暮らす邸宅ウォールド・アビー。ここには「ダイアナ」と呼ばれる妖精が住んでいて、家に繁栄をもたらすと言い伝えがあった。この地で生まれた人々は全員がそれを信じているのだが、ある日「ダイアナ」が屋敷を出ていったという騒ぎがあり……

・秋田禎信「愛は厄介な尻尾」
チセが澱みを浄化したあとの猫が集う町、ウルタール。澱みという心配事もなくなり、平和で安寧な日々を過ごす猫たちだったが、町に引っ越してきた猫嫌いの少年の過激な発言に、一部の猫たちは悪魔の再来だと騒ぎ立てはじめ……

・大槻涼樹「アニェラのうた。」
イングランド東部ノリッチの孤児院で暮らす11歳の少女・アニェラは、同室のミランダ、ジョージィ、キャシーをはじめとする孤児たちとともに、貧しく厳しい日々を必死に生きていた。そんな彼女の唯一の楽しみは、毎冬やってくる移動式遊園地。今年もやっとその時期が訪れる──

・五代ゆう「稲妻ジャックと虹の卵 後篇」
ニューヨークで探偵を営む“取り替え子"の妖精・ジャックが依頼されたのは、盗まれた竜の卵の回収。稲妻ジャックの名のとおり電光石火で依頼品を取り戻し、あとは依頼主の魔術師にブツを渡すだけ……だったはずが、幽霊や魔術師を巻き込んだ大騒動に……!

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のれん さん

    自由な作風が暴れ回ってるアンソロジー。 特に「ウォルシュ家攻防戦」「戦場の赤子」はやりたい事あってんなぁという感じ。これにまほよめの名を冠して良いのだろうか? 原作からは離れるが良き幻想譚になってるのは「ナチュラルカラーズ」と「愛は厄介な尻尾」の二つ。特に後者は猫愛に溢れる大変素晴らしい猫物語である。これタイトル回収含めこれ単体で良い出来。 ラストの原作者書き下ろしは「生まれついた」ことと良くも悪くも付き合っていく作品テーマが貫かれていて、またまほよめ世界に戻れた。積んでいた原作も読みたくなる(笑)

  • イツキ さん

    感情がテーマの短編集。「ウォルシュ家攻防戦」、「ウォールド・アビーの階下で」家を住処にする妖精の生き様と自分たちの領分をはみ出ない範囲で人と関わるその姿、そして妖精に気づいた人の交流は切なくもあり、温かくもありました。「愛は厄介な尻尾」猫の気まぐれさがとても楽しく、なんだかんだ言いながらも弱い者を守る姿が微笑ましかったです。「羽ばたかぬ星」望んだわけではない生き方をせざるを得なかったふたつの生き物の短いやり取りに胸を締め付けられました。

  • まっちゃん さん

    金糸編に比べるとやや作家さんのオリジナリティが強い気がする。同じ世界観はあるので楽しめたけれども。個人的には「ウォルドアビーの階下で」かな。自分の側に隣人がいるのかもしれない…と思うとちょっとわくわくする。

  • ふらこ さん

    「戦場の赤子」は読めなかった。ごめんな。戦争とか戦闘機とか嫌いなのよ…。「アニェラのうた。」もしんどかった。「ナチュラル・カラーズ」が一番好き。見た目がキレイな魔法でいいな(・∀・)ハーブの庭もいいな「愛は厄介な尻尾」猫の世界観「ウォルシュ家攻防戦」苛烈で恐ろしげな感じがまさに隣人っぽい。バラエティ豊かな短編集でしたね。

  • ろびん さん

    ウォールド・アビーの階下でが良かったです。

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