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組織の経済学

ポール・ミルグロム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784871885362
ISBN 10 : 4871885364
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kiyoshi Utsugi

    原題は「ECONOMICS, ORGANIZATION & MANAGEMENT」で、1992年に出版されています。全部で600ページ以上もあり、更にB4サイズと大きい(このサイズの専門書はキッテルの固体物理学入門の原書以来)ので、15ページを読むのに一時間かかります。😅 著書も書いているとおり、学部生、大学院生向けとのことで、やたらと難しい。しかもスタンフォード大学で使われてる教科書らしいので。 それでもトヨタのジャスト・イン・タイムのことがべた褒めされていると、日本人としては嬉しいものですね。

  • HoneyBear

    アングロサクソン流の企業の見方が一冊につまっている。経営戦略論、ガバナンス、コーポレート・ファイナンス、産業組織論などが、情報の不完全性とプリンシパル・エージェント理論/契約理論などミクロ経済学の概念を用いて憎いまでに体系化されている。事例とチャートで説明するスタイルで大部ながら読みやすい。事例は随分古いが内容は古臭くない。米国の大学でビジネスを学ぶ学部学生の多くがこの手の本でキャピタリズムの「理論武装」を身に付けるようだ。日本的経営の良さを情緒的に主張しても通じないわけだ。

  • とりあえず660ページに圧倒する。最初は企業の実例をもとに経営がどう動いていったかを説明し、コースの定理、インフルエンスコスト、レントの説明がある。その後に、組織や企業と株主などの契約理論で馴染みのある問題を取り上げている。数式も難しいものはそれほどなく、非常に読み易い。しかし、問題の模範解答的なものがないのが悲しい。自分で考えてほしいということだと思うが。

  • ヒデアキ

    伝統的なミクロ経済学の理論を高度に組織化した企業社会の実態に当てはめて理論を再構築しようと試みた本。外注vs内製に纏わる戦略オプション・労働者の評価に関わる制度設計などがどのような影響を与えるかなどが具体的な論点。ファイナンスのパートはやや物足りなさを感じるが、基本的には人間が限定された合理性の基に行動するが故の難しさを前提に論が展開されており、面白い。

  • ponte

    以下備忘録。 ・組織のインセンティブが一つの重要な要因になっている。 ・経済的平等を優先するイデオロギーが常にインセンティブを阻害した。 ・インセンティブと権限の委譲は補完的である。 ・現実の人間は、限定的にしか合理的ではない。 ・評判とは、一度分かれてしまえば、将来再開する機会はまずない。評判と別れる人は、永遠に別れを予期せねばならぬ。なぜならうちなわれた評判は、碑度と戻らない。 ・ピーターの法則:人は無能がちょうど露呈する水準まで昇進する。

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