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ハイチ震災と貧困からの復興

ポール・ファーマー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622078203
ISBN 10 : 4622078201
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ハイチで30年にわたって医療活動を行ってきた著者とそのチームの、今世紀最悪の緊急事態における闘いの記録。闘う相手は「自然」災害だけではない。判断力を伴わない善意がもたらす弊害、先進国の業者に還流する支援金、政府ではなくNGOに流れる資金、それで「国」を再建するという愚。希望はハイチ人の強靭さと、「より良い再建」に向けた真摯な努力である。今後の大災害やグローバルイシューへの取り組み方を変えうる重要な一冊。

目次 : 1 カタストロフィ/ 2 実践と政策―震災以前の世界/ 3 一月一二日とその後/ 4 現病歴/ 5 キャンプへ/ 6 救援から再建へ―より良く再建できるか/ 7 コレラの時代の復興/ 8 前を向いて、同時に後ろを振り返って―ルワンダの教訓/ 9 エピローグ―二〇一一年一月一二日

【著者紹介】
ポール・ファーマー : 1959年生まれ。発展途上国での医療提供活動によって世界的に著名な医師・医療人類学者。ハーヴァード医学大学院国際保健社会医学部長などを経て2010年からKolokotrones University Professor at Harvard University.学生の頃からハイチの慈善活動に参加し、1987年、出資者や同級のジム・ヨン・キムらとともに国際保健のNPOパートナーズ・イン・ヘルス(PIH)を創立した。PIHは現在12カ国で医療活動を展開しており、貧困地域ではこれまで不可能とされていた結核やエイズの治療に成功した

岩田健太郎 : 1971年、島根県生まれ。島根県医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバート・アインシュタイン医科大学、ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部附属病院感染症内科診療科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    2010年にマグニチュード7の地震発生

  • moti moti

    ハイチ地震発生前から始まり、地震発生後後の1年目までを、医療系NGOを運営する筆者の目線で描いたエッセイ。支援金が被災地に落ちないこと、政府が主導しない復興計画の非有効性など、よく聞く課題だが(時に陰謀論が絡むことさえある。)、現場の最前線で活動する筆者から聞くとより説得力が増す。筆者による将来のハイチの予想は、残念ながら今のところ悪い方が当たってしまっているようだ。無論、これからのことは分からない。自分には何ができるのだろうなどと、つい考えてしまう。何もしないくせに。

  • Toshihiro Sasaki

    知識不足で理解できないことも多々あったが、貧困、災害、援助、歴史、そして外交など、様々な問題が複雑に絡み合って、問題解決が困難を極めていることは間違いない。こういった問題の解決を諦めず、真摯に継続して取り組んでいる著者に対して畏敬の念すら抱いてしまうのは、自分だけではないと思う。自国東北の復興もそうだが、ハイチの一日でも早い復興を心から願う。

  • 木の命木の心

    援助する方法にも自国の公的サービスを盛り立てていくようにしなければいけないんですね。

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