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世界を治療する ポール・ファーマーからの若者たちへのメッセージ

ポール・ファーマー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794810496
ISBN 10 : 4794810490
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

全米のエリート大学生は卒業式で何を聴いているのか。ノーベル平和賞に最も近い医師による初のスピーチ集。

目次 : 第1部 平等を「再・想像」する(若き医師の魂にかけられた全身麻酔?/ 悟り、回心、実践―苦悩の道から希望、そして実践の道へ ほか)/ 第2部 医療の未来と大きな展望(もし、赤い錠剤を選ぶのならば―医学の未来を考える/ 「天職」としての医学 ほか)/ 第3部 健康、人権、そして「非・自然災害」(グローバル・ヘルスのために闘う救世軍には武器がない/ 公衆衛生に光を当てる ほか)/ 第4部 奉仕、連帯、社会正義(確固として立つ者は誰か?/ グアンタナモ時代の勇気と思いやり ほか)

【著者紹介】
ポール・ファーマー : 1959〜。アメリカ人の医師・人類学者。パートナーズ・イン・ヘルス(PIH)の共同創立者であり、ハーバード大学教授、ハーバード医学校グローバル・ヘルス社会医学部長、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院グローバル・ヘルス平等科長。1959年、マサチューセッツ州に6人兄弟の2番目として誕生。デューク大学に進学し、医療人類学を専攻。1983年、卒業後に訪れたハイチで極貧生活を送る人々を目の当たりにし、その後、進学したハーバード医学校在学中も、ハイチでの医療ボランティアを続ける

光橋翠 : 1977年、東京に生まれる。1996年、国際基督教大学(国際関係学科)に入学し、在籍中に米国ジョージタウン大学へ留学。2002年、東京大学大学院新領域創成科学研究科にて国際環境協力を専攻し、修士号を取得。スカンジナビア政府観光局、米国ウィリアム・J・クリントン財団を経て、現在は、サステナブル・アカデミー・ジャパン共同代表として持続可能な社会のための人材育成事業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Satoshi Hara

    医師かつ医療人類学者である著者の講演集。本書の核になる「付き添い」の姿勢はグローバルヘルスのみならず、教育や医療(small pictureとしての)、政治にも応用できるのかも。他者のために奉仕に従事するものだからだろう。そのために「下からの視点こそが世界を理解する唯一の方法」という視点をもつべきだし、「自分が生まれる前に起きたことを知らないでおれば、ずっと子供のまま」という2000年前のキケロの言葉のように人間の暴力性・残忍さを歴史を通じて学んでおかないといけないのだと感じた

  • シソーラス

    高邁な理念を折れずに追い求めつづけられる人はすごい。政治家にどうやって取り入って政策やお金を動かしているのかというのは正直気になるところ。今でも新しい治療法や薬をフラッシュカードに書いて覚えているのだそう。偉い人でも地道に努力していると知れてよかった。

  • tu

    ◎1人のアメリカ兵士の生面を危険にさらすことを正当化するには8万5000人のルワンダ人の命が必要p67 ◎世界の最貧困層に良質の医療ケアを提供しようとしただけで、革新的な企業家であると称賛される時代に生きているp76 ◎「貧富の差はすべての国家にとって最も古く、もっとも致命的な病である」プルタコスp115 ◎ChrisRock, 黒人コメディアン、俳優。人種差別の毒舌トークで人気p147 ◎William Finnegan ニューヨーカー紙記者ジャーナリストp165 ◎禁欲によるHIV予防策を優先p255

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