ポール・ジョセフ・ガリーノ

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脚本の科学 認知と知覚のプロセスから理解する映画と脚本のしくみ

ポール・ジョセフ・ガリーノ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845919253
ISBN 10 : 4845919257
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画を見るとき頭の中では何が起きているのか?観客をのめりこませるために必要な認知神経心理学を理解すれば、あなたの脚本は「完璧」になる!精神科学をフル活用した一歩先に進むための脚本術!

目次 : 第1章 情報の流れの科学―あるいは、スキーマとトップダウン型vsボトムアップ型の認知的ショートカット/ 第2章 メインキャラクターと感情的につながることの科学―あるいは、なぜ私は覚醒剤のディーラーが捕まりはしないか気が気でないのか?/ 第3章 コントラストの科学―あるいは、なぜ『スター・ウォーズ』の冒頭で巨大な宇宙船が小さな宇宙船を追うのか?/ 第4章 状況説明の科学―あるいは、インフォダンプの何が問題か?/ 第5章 原因と結果の科学―あるいは、パッカーズは本当に私がチーズヘッドをかぶらなかったから負けたのか?/ 第6章 共同注意の科学―あるいは、もし木が森の中で倒れる脚本を書けば、読者は途中で眠ってしまう。これで脚本を書いたことになるのだろうか?/ 第7章 葛藤の科学―あるいは、人々が助け合って仲良くやっていくのを二時間見ることの何が悪いのか?/ 第8章 想像力の科学―あるいは、側頭葉と創造的思考・創造性の諸段階/ 第9章 構成の問題―あるいは、脚本が売れるためにはいくつの幕が必要か?/ 第10章 神経科学で読みとく『スター・ウォーズ』―あるいは、ジョージ・ルーカスはいかにやり遂げたか

【著者紹介】
ポール・ジョセフ・ガリーノ : 脚本家・劇作家。多数の受賞歴あり。二本の脚本が映画化されているほか、ノンクレジット作品およびスクリプト・ドクターとして関わった作品多数。戯曲はニューヨークとロサンゼルスの劇場で上演された。南カリフォルニア大学で5年間脚本執筆を教えた後、1998年よりカリフォルニア州オレンジカウンティーのチャップマン大学で准教授を務める

コニー・シアーズ : チャップマン大学心理学部准教授、認知行動療法士。専門分野は言語理解と脳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナーキー靴下

    私は涙もろいほうだから、本や映画ですぐ泣いてしまうが、20代の頃観た映画のラストで、そこまで心を動かされたわけでもないのに涙が止まらなくなったときの屈辱感は一生忘れられない。それ以来私は自分の脳を裏切り者だと思っていて、監視の目を光らせ、勝手なことをされた時には「お前がそうなることはわかっていた」と、より上位の視点に立とうと必死に分析する。それがメタ認知であると思う。この本はそんな私にとって絶好の一冊で、大変参考になった。映画(映像作品)の脚本に特化した話ではあるが、書き手側の方にはあまねくお薦めな良書。

  • aiken

    2021年の本。脳科学と脚本の関係はおおいに興味があるので読んでみた.今受けている<感覚>をボトムアップさせ、これまでの記憶を基に<行動>というトップダウンをさせる。この記憶までをスキーマという。スキーマを醸成させ、トップダウン時に意外性を創造するのが脚本のコツらしい。なんかカントっぽい。すでにアークプロット構造という形で模式化されているらしく、SVE THE CATという法則もあるようだ。実例の映画の話についていけなかったが、年取ると映画を観なくなるのは、ここらあたりに気づきはじているからかもしれない。

  • Toshi

    タイトルどおり、映画にみる脚本の仕掛けを科学的に分析する。「英雄の旅」とそれを図式化したアークプロットは、仕事のプレゼンでも使えそうだ(笑)。最後におさらいとして、「スターウォーズ」を読み解くのが興味深い。スターウォーズは好きだが、脚本が優れていると思ったことはなかった。本書を念頭に改めて観てみよう。

  • jackbdc

    読み難い。何が言いたいか不明。部分的に伝わる内容はあっても凡庸に感じた。読み返す気にならず深入りしない事に。タイトルやイントロダクションから魅力的な映画等のエンターテインメントコンテンツを創作するための要素を脳科学や認知科学の面から明らかにしてくれる内容だと期待して読み始める。すると第1章から?が浮かぶ。この章の主旨は映画の見方は人それぞれという話。別にこの事に異論はないが、これを冒頭に述べようとする意義や以降の章との関係性などの意図が全く理解できない。要は本書に脚本性があるのか怪しく思えたという話。

  • saladin

    簡単に言えば、”観客の脳ミソを信じましょうよ”ということだろう。上手い脚本家と言われる人々はその匙加減が巧み。一から十まで全部説明するのではなく、あえて観客たちを物語に参加させる。そうすればその作品は観客たちにとって”自分の作品”になるだろう。良い作品とはすべからくそう言うものではなかろうか。

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