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本・子ども・大人

ポール・アザール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314000031
ISBN 10 : 4314000031
Format
Books
Release Date
March/1986
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもにどのような本を与えればよいか―大人の固い頭で夢のない教訓だらけの本を与えないよう、軽妙洒脱な名文で説く。文学史の大家の叡智が詰まった一冊。

目次 : 第1章 大人が長いあいだ子どもを圧迫したこと(ぼくたちに翼を/ さわやかなペローの登場 ほか)/ 第2章 子どもが大人から身を守ったこと(子どもたちは奪い取る/ ロビンソン・クルーソー ほか)/ 第3章 南国に対する北国の優越性について(南国に少ない児童文学/ イギリスの子守唄 ほか)/ 第4章 民族的な特色(イタリア/ フランス ほか)/ 第5章 人類の意識(子どもの世界連邦/ グリム兄弟と民話 ほか)

【著者紹介】
ポール・アザール : 1878年生まれ。フランスの文学史家。リヨン、ソルボンヌ、コレージュ・ド・フランスの各大学教授を歴任。『比較文学雑誌(La Revue de litterature comparee)』を主宰。1944年没

矢崎源九郎 : 1921年生まれ。北欧文学者、言語学者、翻訳家。東京大学文学部卒。アンデルセン、イプセンなど北欧の作家の翻訳を手がける。61年世界童話文学全集の翻訳で産経児童出版文化賞大賞、65年『アンデルセン童話全集』により同賞を再度受賞。1967年没

横山正矢 : 1924年生まれ。東京大学文学部卒。1962年、パリ留学途上の航空機事故にて没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomite

    児童文学について書かれた本にはよく引用されているポール・アザールの著書なので読んでみた。翻訳者によるあとがきには、気楽に読めるとあるが、私にはあまり気楽でもなかった。よく引用される部分を除けば、かなり理屈っぽいと感じた。しかし、第1章は、確かに必読だと思う。

  • Y.Yokota

    こどものための本の必要性を述べた本で、大人がこどもに課してきた様々なものをメタメタに批判しつつ、初期のこどものための本屋の例やこどもたちが好きな物語、著者が勧める物語などが書かれています。自身の複数の論文から成り立っているようなので読んでいてあまりまとまりは感じませんが、当時にしてはかなり大胆な事を言っているのではないでしょうか。フランスの方ですが、同じ時期(1932年)のドイツで同じ本が出せたかどうか考えると歴史に残るだけの本なのだろうと感じます。

  • 凛朱

    ★★★★☆子供のための本の必要性を説いた、児童図書に関する文献でよく引用される著作。気持ち良いぐらい皮肉ってて論文というより読み物として面白く読んでいけたような印象。

  • わちゃこ

    初版1957年の本。当時としては画期的な本だったと思いますが、批判や皮肉が多いように感じて、、、ただ1章の6「よい本とは」の箇所では共感し、学ところが多かった。

  • ぽもち。

    敢えて子どものために作った作品、とりわけ子どもに媚びている本を彼らは毛嫌いする。彼らの興味感心を惹き付けるような作品、それこそが子どもに愛される。再読の必要あり。

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