Product Details
ISBN 10 : 4414414946
Content Description
本書は、COVID-19のパンデミックによって人々が経験した「あいまいな喪失」について、本研究の先駆者であり、第一人者であるポーリン・ボス博士が、独自の視点で書き下ろしたもの。喪失と悲嘆の根幹となる考え方から、パンデミックで顕在化した人種差別問題までを、個人的な体験を詳述しつつ解説している。パンデミックや災害などによる変化とストレスの多いこの時代に、私たちが探し求めるべきものは、喪失の痛みを終結させることではなく、喪失のあいまいさとともに生き、悲しみを語り継ぐなかで、新たな人生の希望や意味を見出すことであると説く。
原書名:The Myth of Closure: Ambiguous Loss in a Time of Pandemic and Change
【著者紹介】
ポーリン・ボス : ポーリン・ボス博士は、1970年代に「ambiguous loss(あいまいな喪失)」という言葉を初めて生み出した著名な先駆者、研究者、理論家である。100を超える学術論文や共著書、そして現在は7カ国語に翻訳されている8冊の書籍などを出版し、最近では、その卓越した業績とリーダシップで、American Association for Marriage and Family Therapy(AAMFT:アメリカ夫婦・家族療法学会)の名誉賞を受賞した。本書において、ボス博士は、パンデミックと変化によるストレスの多い時代の中で、私たちが経験した喪失のあいまいさと意味合いを理解し、対処できるように解説している
瀬藤乃理子 : 2013年神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程修了。現在、福島県立医科大学災害こころの医学講座准教授
小笠原知子 : 2007年University of Rochester大学大学院医学センター精神科家族療法プログラム修士課程修了。現在、金沢大学国際基幹教育院助教
石井千賀子 : 1993年Butler University大学大学院夫婦・家族療法専攻修了(夫婦・家族療法専攻)。現在、石井家族療法研究室代表、家族療法スーパーヴァイザー、TELLカウンセリング、家族療法家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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