ポーラ・ヤング・リー

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ジビエの歴史 「食」の図書館

ポーラ・ヤング・リー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562055609
ISBN 10 : 456205560X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
堤理華 ,  
追加情報
:
189p;20

内容詳細

ジビエとは野生鳥獣を狩猟でしとめて得た肉のことだ。古代から貴重なタンパク源であり、どんな階級の人も口にしてきた。やがて畜産技術の進化、野生動物保護のための法整備などにより、身近なものではなくなっていく。人類の歴史に寄り添いながらも注目されてこなかったジビエに大きく迫る。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン特別賞を受賞した人気シリーズ。

目次 : 序章 極端な食べ物/ 第1章 スナーク狩り―ジビエ概観/ 第2章 料理の試練―法とその裏側/ 第3章 チキンのような味―タカ狩り・罠・自給自足の狩猟/ 第4章 生のものと火をとおしたもの―好みの肉/ 第5章 不毛な食卓

【著者紹介】
ポーラ・ヤング・リー : タフツ大学で教鞭をとる。『食肉、近代化、食肉処理場の出現Meat,Modernity,and the Rise of the Slaughterhouse』(2008年)ほか、食品と動物の歴史に関するさまざまな著作を発表。メイン州とマサチューセッツ州に住む

堤理華 : 神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔科医、翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kouro-hou さん

    原題は"GAME:A GLOBAL HISTORY"であり、合法な食べる狩り(肉)がテーマ。この合法というのもビミョーで、テキサスでサスカッチを狩るのは合法だがカリフォルニアでビッグフットを狩るの違法らしい。某宗教では肉を食えない期間があるが魚はイケる。→「ビーバーの尻尾(含むカピバラ)は魚」法。蛙を魚釣り免許で獲れば魚、狩猟免許で獲れば獣、など法とは何か?という本でもある。不気味な肉もそれなりの名前をつけると味が良くなる、仏語ならより良い→エスカルゴ等々、狩りガールな著者による語りは歴史文化も幅広い。

  • 金吾 さん

    そもそもはすべてジビエだろうと思いましたが、宗教や法との関係、鷹狩り等思ってもみない話があり面白かったです。またさまざまな種類の肉の話は驚愕するとともに、どんな味がするのだろうかと興味をもちました。

  • くさてる さん

    野生鳥獣を狩猟でしとめて得た肉、それがジビエ。昔から当たり前のように存在してきたその肉が、時の流れとともに身近なものではなくなっていった歴史についての本。思えば畜産技術が発達するまでは、そりゃ肉といえば狩りで仕留めるものだったわけで、それが一般的な食べ物でなくなった歴史は意外と浅いのですね。人間は本当にいろんな野生鳥獣を食してきたということがよく分かる一冊です。

  • 秋良 さん

    ちょっと間をあけて読んでしまったので内容がうろ覚え。野生動物の絶滅は狩猟よりも環境破壊の方が要因として大きい。保護しなければいけないけれど、食べないと保護活動も続かない。人間は基本的に利己的な生き物なので、自分の利益(=これからも食べられる)がないと行動しないのは納得がいく。中世、狩りの相棒の鷹の種類で身分が分かるというのは面白かった。今までダチョウ、カンガルー、ワニと食べてきたけどトナカイは食べたことがない。いつか食べてみたい。

  • ふろんた さん

    ★★★

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