近代世界の公共宗教 ちくま学芸文庫

ホセ・カサノヴァ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480510662
ISBN 10 : 4480510664
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
608p;15

内容詳細

1980年代以降、宗教は公的領域に再登場してきた。この啓蒙主義や近代化論の想定に反する事態は、いったい何を意味するのか。著者は、世俗化論を再検討し、方法論を明確に打ち出しながら、スペイン、ポーランド、ブラジル、アメリカ合衆国の4カ国において宗教が“脱私事化”していくプロセスを分析する。本書全体を通じて明らかになるのは、宗教の復興がグローバルな趨勢の中で行われているということだ。現代屈指の宗教社会学者が、近代化=世俗化というテーゼに根本から修正を迫った古典的名著。文庫化に際しては、原著刊行後の展望に触れた「改訂日本語版への序文」を付す。

目次 : 1 序論(世俗化と啓蒙主義と近代宗教/ 私的宗教と公共宗教)/ 2 五つの事例研究―分析的序論(スペイン―国家教会から公認廃止へ/ ポーランド―国民の教会から市民社会へ/ ブラジル―寡頭制の教会から民の教会へ/ 福音主義プロテスタンティズム―市民宗教から根本主義セクト、新キリスト教右翼へ/ 合衆国におけるカトリシズム―私的デノミネーションから公的デノミネーションへ)/ 3 結論(近代宗教の脱私事化)

【著者紹介】
ホセ・カサノヴァ : 1951年、スペイン・アラゴン州生まれ。ジョージタウン大学名誉教授、バークレー「宗教・平和・世界情勢」研究センター上級フェロー。セミナリオ・メトロポリターノ(サラゴサ)で哲学学士、インスブルック大学(オーストリア)で神学修士、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(アメリカ)で社会学修士、博士取得後、同助教授、教授。2008‐20年、ジョージタウン大学教授。著書、論文、受賞多数

津城寛文 : 1956年、鹿児島県生まれ。筑波大学教授。東京大学大学院人文科学研究科修了。博士(宗教学、國學院大學)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ホセ・カサノヴァ

1951年、スペイン・アラゴン州生まれ。ジョージタウン大学名誉教授、バークレー「宗教・平和・世界情勢」研究センター上級フェロー。セミナリオ・メトロポリターノ(サラゴサ)で哲学学士、インスブルック大学(オーストリア)で神学修士、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(アメリカ)で社会学修士、博

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