Pelecisのアルバムかと思って買ったら、そうでは無く、ラトヴィアの作曲家9人のオーケストラ作品を集めた小品集だった。19世紀前半のような古いスタイルの作品も多い。良かったのは時代的に新しい方の曲で、表題にもなっているPelecisのFlowering Jasmine、PorietisのMorning、EsenvaldsのNocturneの3作。繊細な現代曲で良くできており琴線にも触れてくる。個人的には、正直、全部このような1995年以降の作品だけで構成して欲しかった。演奏は全て地元ラトヴィアのオーケストラであるLiepaja Symphony Orchestraで指揮者もラトヴィアの人。2021年の録音であり音質は特に問題無い。