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ISBN 10 : 4596572933
Content Description
伯爵による“ブラックメイル”――
それは、世にも傲慢なプロポーズ。
リーは16歳の夏、端麗な美貌の青年ジルに恋をした。
だが彼女の純粋な想いは、ふたりに嫉妬した友人によって汚された。
友人が陰でリーの筆跡を真似て、はしたないラブレターを偽造したのだ。
当然、育ちのいいジルから軽蔑され、リーの初恋は散った‥‥。
それから6年後、リーは出張で訪れた美しい城で、
ド・ショーヴィニー伯爵ことジルと偶然の再会を果たす。
取引相手が彼だったなんて! 知っていたらここへは来なかったのに!
リーの内心の動揺を知ってか知らずか、ジルが衝撃の提案をした。
「明日、僕と君は結婚する。妻の座を狙う愛人を追い払いたくてね」
さもなくば、“あのラブレター”のコピーを利用するぞ、と脅して――。
そのラブレターは私が書いたものではないと、どれだけリーが訴えてもジルは納得しません。飽きのきた愛人を体よく追い払う道具に使おうだなんて、なんて傲慢な伯爵なのかしら! いくら腹立たしくとも、リーに拒否するすべはなく‥‥。1982年の名作ロマンス。
【著者紹介】
ペニー・ジョーダン : 1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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