ペニー・キャメロン・ルクーター

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スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質

ペニー・キャメロン・ルクーター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120043079
ISBN 10 : 412004307X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

身近な物質の化学的な働きが人類の発展に与えた影響を、豊富なエピソードを交えてわかりやすく解説。文明の発達を理解するための独創的なアプローチにして、化学構造式の読み方も身につくユニークな文明史。

【著者紹介】
ペニー・キャメロン・ルクーター : カナダ、ブリティッシュコロンビア州キャピラノ大学化学科教授。30年以上にわたる教授職の間、化学科と基礎・応用科学科の学科長を歴任。カナダの大学の化学教育に優れた業績を上げたことでポリサー賞を受賞。インドネシア東部の大学における化学教育についてアドバイザーも務めた。ニュージーランド生まれ、北バンクーバー在住

ジェイ・バーレサン : 長年企業の化学研究者として働いたあと、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の奨学金を得てハワイ大学で海洋天然物の研究に従事。現在はハイテク企業で部長職に就いている。オレゴン州コーバリス在住

小林力 : 医薬史研究家。1956年長野県生まれ。東京大学薬学部卒、同大学院修了。薬学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    小さな分子の働きが社会を変え歴史を動かす。その分子の化学構造式ーそう、あの亀の甲(ベンゼン環)ーを示しながら文明史を語る。大航海時代、グローブとナツメグを求め伝説の香料諸島へ。数百キロ離れた別々の島の異なる植物、全く違う匂い。成分は各々オイゲノールとイソオイゲノール。同じ組成の異性体。二重結合の場所が異なるだけ。航海を苦しめた壊血病を解決したアスコルビン酸(ビタミンC)の発見。爆薬(ニトロ化合物)から快楽分子、三つの異なるアルカロイド、即ちモルヒネ、ニコチン、カフェイン。などなど。歴史も化学も二兎を追う。

  • KAZOO

    世界の文明の歴史を化学的な物質を繙くことによって解明していくという一風変わった歴史の本だと思います。17の話題あるいは化学物質を中心にしてしかもその物質の化学式や反応などを説明してくれています。この本を中学や高校の化学を勉強する前に読んでいたら、という気がしました。内容も非常にわかりやすく歴史と融合されていて、何度か読みたい本の1冊になりました。

  • 太田青磁

    化学の世界史という理系にも文系にも楽しい一冊。たくさんの構造式が理解を助けます・枝分かれが多ければ多くの先端から大量のグルコースを同時に切り出すことができる・窒素分子の三重結合が作られるとき大きなエネルギーが放出される。これこそ爆発反応・ゴム樹液はコロイド懸濁液・染料は色を持った有機化合物で、可視光線のうち特定の波長の光を吸収する・ペニシリン分子の抗菌活性を説明するのは四員環の不安定さ・ノルエチンドロンが広く使われる国々では40年で出生率が減少した・アヘン、タバコ、お茶は数百年にわたる中国の鎖国を破った

  • tama

    図書館書架から すごく面白い!@かつての化学者はサッカリン、ニトログリセリン、アスピリンなどどれも自分で「舐めてみる」「身内で試す」だった!なめんじゃねーよ!A綿火薬は奥さんのエプロンから生まれた。B鎌形赤血球のキャリアはマラリア耐性を持つゆえに奴隷労働の運命を担わされた。C人類が健康的かつ快適であるために生まれたフロン・ダイオキシン・DDT・PCBはいまや悪魔の物質にされてしまった。この本は中学生以上の誰にもお勧めです。「化学」知らなくてもオッケーだし、「化学苦手」なオーガニックママこそ読んで欲しい。

  • Mzo

    世界史を化学の観点から記述してみたらどうなるか、というノンフィクション。面白かった!単にエピソードの羅列にならず、化学としても歴史学としても深い理解に繋がる記載がなされている。私のような化学も歴史も大好きな人にはもちろんのこと、どちらかに興味が片寄っている人にこそ、この本を手にとって面白さをじっくり味わってもらいたいな。原著でも翻訳版でも、化学式を省略せずしっかり記載したのはナイスプレー。これがあるからこそ、読み手の視野を広げる良書として大いに推薦できる。

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