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ISBN 10 : 4794972830
Content Description
ポリティカル・コレクトネス、差別、格差、ジェンダー、動物の権利…いま私たちが直面している様々な問題について考えるとき、カギを握るのは「道徳」。進化心理学をはじめとする最新の学問の知見と、古典的な思想家たちの議論をミックスした、未来志向とアナクロニズムが併存したあたらしい道徳論。「学問の意義」「功利主義」「ジェンダー論」「幸福論」の4つのカテゴリーで構成する、進化論を軸にしたこれからの倫理学。
目次 : 第1部 現代における学問的知見のあり方(リベラルだからこそ「進化論」から目を逸らしてはいけない/ 人文学は何の役に立つのか? ほか)/ 第2部 功利主義(「権利」という言葉は使わないほうがいいかもしれない/ 「トロッコ問題」について考えなければいけない理由 ほか)/ 第3部 ジェンダー論(フェミニズムは「男性問題」を語れるか?/ 「ケア」や「共感」を道徳の基盤とすることはできるのか? ほか)/ 第4部 幸福論(ストア哲学の幸福論は現代にも通じるのか?/ 快楽だけでは幸福にたどりつけない理由 ほか)/ 黄金律と「輪の拡大」、道徳的フリン効果と物語的想像力
【著者紹介】
ベンジャミン・クリッツァー : 1989年京都府生まれ。2014年に大学院(修士)を修了後、フリーターや会社員をしながら、ブログ「道徳的動物日記」を開始(2020年からは「the★映画日記」も開始)。批評家として、倫理学・心理学・社会運動など様々なトピックについての記事をブログやWebメディアに掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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