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フェミニズムはみんなもの 情熱の政治学

bell fooks

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909910080
ISBN 10 : 4909910085
Format
Books
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“第2波フェミニズム”から新しい世代のフェミニストへ渡される、最高の入門書。フェミニズムの再生を信じて書かれた名著を復刊!

目次 : はじめに フェミニズムを知ってほしい/ フェミニズム わたしたちはどこにいるのか/ コンシャスネス・レイジング たえまない意識の変革を/ 女の絆は今でも強い/ 批判的な意識のためのフェミニズム教育/ わたしたちのからだ、わたしたち自身 リプロダクティブ・ライツ/ 内面の美、外見の美/ フェミニズムの階級闘争/ グローバル・フェミニズム/ 働く女性たち/ 人種とジェンダー/ 暴力をなくす/ フェミニズムの考える男らしさ/ フェミニズムの育児/ 結婚とパートナー関係の解放/ フェミニズムの性の政治学 互いの自由を尊重する/ 完全なる至福 レズビアンとフェミニズム/ 愛ふたたび フェミニズムの心/ フェミニズムとスピリチュアリティ/ 未来を開くフェミニズム

【著者紹介】
ベル・フックス : フェミニズム理論家、作家、文化批評家。1952年、米ケンタッキー州生まれ。スタンフォード大学卒業後、ウィスコンシン大学で修士号を(修士論文のテーマは作家トニ・モリスン)、1938年にカリフォルニア大学サンタクルーズ校で博士号を取得する。教壇に立つ傍ら、1981年『わたしは女じゃないの?―黒人女性とフェミニズム』でデビュー。2014年、ケンタッキー州のベレアカレッジにベル・フックス研究所を設立

堀田碧 : 1950年、東京生まれ。ケント大学女性学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 松本直哉

    とりわけ興味を惹かれたのはフェミニズムと宗教の関わりについての章で、原罪論に見られるような他罰的で善悪二元論的なキリスト教会が、資本主義的家父長制の理論的支柱となってきたこと(いまだに妊娠中絶を認めないカトリック教会など)は、日本におけるフェミニズムの理論から抜け落ちている論点ではないだろうか。もはや希望を見出せない既存の教会を批判して、資本主義的家父長制の抑圧にあえぐ貧困層や有色人種や性的少数者を救うことに正義を見出す「解放の神学」への言及は、フェミニズムと宗教との新しい連帯の可能性を予感させる。

  • Narr

    「女VS男」の簡単で粗末な構図に甘えずに、まず己の内なる性差別と向き合う必要性を徹底的に主張したベル・フックスのエッセイ(第二波総括/ラディカルフェミ)。フックスからの指摘である「フェミニズム運動は男性に敵対するものではない」という前提は運動に参加する男性にも言える。「フェミニズム運動に参加する男性VS家父長制を維持する男性」から先立ち、まず己の内なる性差別と向き合うことから始める。敵は人ではなく、性差別と行動、そしてそれらを生み出す構造なのだ。

  • ソフィア

    私はあまりフェミニズムが好きではない。なぜなら、SNSで見かけるフェミニストは時に難癖とも思える持論を展開し、大多数の女性の敵ともとれる主張を繰り返しているからだ.........という私のバイアスの方が歪んでいる可能性について、新人の肩書きが外れた社会人になってから考え始めた。私は男性と同等の賃金を貰っており、男性側も私と賃金体系が同じことをとやかく言わない。しかし、この状況のみを見て「フェミニズムはもはや不要」と主張するのは極論だろう。本書はバイアスを自己認識する取っ掛りになり得る一冊だった。

  • 「あらゆる年齢の男性にとって必要なのは、性差別に対する抵抗が肯定され、価値あるものとされるような場である。男性が仲間として闘いに加わらないかぎり、フェミニズム運動は前進しない。そうなるためには、フェミニズムとは男性に反対するものだという、文化的につくられた心理に深く根ざした思い込みを変えなくてはならない。フェミニズムが反対しているのは性差別なのだ。男性の特権を脱ぎ捨て、フェミニズムを支持する男性たちは、大切な闘いの同志であり、フェミニズムにとって脅威でもなんでもない」

  • もてぃ

    言わずとしれたフェミニズムの名著。「フェミニズムとは性にもとづく差別や搾取や抑圧をなくす運動」と明快に定義し、打倒すべきは「支配・被支配による関係構築とそれに根付く家父長制」と説く。フェミニズムはみんなのもの、というタイトルに恥じない分かりやすさ(社会運動としての分かりやすさは筆者自身が重視するところ)で読みやすく、また誠実な批判精神を持った文章はうつくしく勇気をくれる。 読了した翌朝に著者であるベル・フックスの訃報を知り、力強い先達を失った気持ちになった。Rest in power.

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