SACD 輸入盤

小管弦楽編曲版による作品集〜『ヴォツェック』から3つの断章、3つの管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

ベルク(1885-1935)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
90119136
組み枚数
:
1
レーベル
:
Mdg
:
Germany
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ベルク『ヴォツェック』から3つの断章、3つの管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム


アルバン・ベルクのオーストラ作品の代表作を、室内アンサンブル用にアレンジしたヴァージョンを収録したアルバム。演奏は、スイス、ドイツ語圏のニ管編成室内オーケストラ「ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム」。
 ベルクの『ヴォツェック』と「3つの管弦楽曲」は、四管編成オーケスラのために書かれた作品ですが、ソロなどに凝った書法ということもあり、マーラーの場合と同じく室内アンサンブルへの編曲は効果的なものと思われます。
 編曲をおこなったのはカナダ、オンタリオ生まれの作曲家ジョン・リーア[1944- ]で、『ヴォツェック』については、1995年に全曲を編曲し各地で上演されて話題になったヴァージョンからの断章となります。通常の 『ヴォツェック』断章と同じくソプラノも加わりますが、こちらは、フルート、ピッコロ、アルト・フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴット、コントラファゴット、ホルン、トランペット、バストロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、ピアノ、チェレスタ、トライアングル、各種打楽器と、種類は豊富ながらも小編成なので、その印象は大きく異なるものと思われます。 マリーを歌うのはフランスのソプラノ、ベネディクト・トーラン。
 「3つの管弦楽曲」は最近になって編曲されたもので、28人の演奏家のためにアレンジされています。この作品は、ベルク初期の重要曲で、マーラーから直接影響を受けたと思われる部分も多く、第3曲「行進曲」に至ってハンマーまで用いられていますが、それが今回のアレンジではどのようになっているか楽しみなところでもあります。
 「ヴァイオリン協奏曲」は、すでに室内編曲レパートリーの老舗、リノス・アンサンブル盤もあるアンドレアス・N・タルクマンの編曲です。タルクマンは1956年ハノーファー生まれの作曲家で編曲家。
 ベルクのヴァイオリン協奏曲は、二管編成の拡大型といった規模の編成のために作曲されていますが、タルクマンはこれをハルモニウムやピアノを含む室内アンサンブル用に編曲しています。この、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット各1本に、弦楽五重奏、ティンパニ、大太鼓、ゴング、トライアングル、小太鼓、タムタムといった楽器編成は、シェーンベルクが1918年11月に設立したサロン・コンサート「私的演奏協会」のための一連の編曲作品にも通じるもので、タルクマンによるシェーンベルクへのオマージュともいうべき編曲となっています。ヴァイオリンはスイスの女性奏者ラヘル・クンツ。
 指揮は、ブーレーズに師事したスイスの指揮者、ピエール=アラン・モノが担当しています。(HMV)

【収録情報】
ベルク:
● 3つの管弦楽曲(リーア編曲、室内アンサンブル版)
● 『ヴォツェック』から3つの断章(リーア編曲、室内アンサンブル版)
● ヴァイオリン協奏曲(タルクマン編曲、室内アンサンブル伴奏版)


 ベネディクト・トーラン(ソプラノ:ヴォツェック)
 ラヘル・クンツ(ヴァイオリン:協奏曲)
 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
 ピエール=アラン・モノ(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Drei Orchesterstcke Op. 6 (Arr. John Rea): Prludium
  • 02. Reigen
  • 03. Marsch
  • 04. Drei Bruchstcke Aus Wozzeck: Akt I ?Soldaten Soldaten?
  • 05. II Akt III ?Und Ist Kein Betrug?
  • 06. III Akt III ?Ringel Ringel Rosenkranz?
  • 07. Violinkonzert (Arr. a Tarkmann): Andante-Allegretto - Rahel Cunz/Musikkollegium Winterthur
  • 08. Allegro - Adagio - Rahel Cunz/Musikkollegium Winterthur

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ベルク(1885-1935)

“アルバン・マリア・ヨハネス・ベルク[1885-1935]は、新ウィーン楽派の一員として、シェーンベルク、ヴェーベルンと共に活躍したオーストリアの作曲家。師のシェーンベルクのもと、ヴェーベルンが未来を志向したと言われるのに対し、ベルクは過去と密接に繋がって、無調や十二音の作品でさえ後期ロマン派的で濃密な気配を感じさせたのがポイント。 裕福な商人の家庭に生まれたベルクは、最初、文学や演劇に関心を持っ

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