ベニート・ペレス・ガルドス

Individuals/organizations Page

Books

ドニャ・ペルフェクタ 完璧な婦人 ロス・クラシコス

ベニート・ペレス・ガルドス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784773815061
ISBN 10 : 477381506X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀後半のスペインでは、精神・政治・経済などすべての面で、多様な“イズム”の信奉者間で“極彩色の闘争”が繰り広げられていた。この小説に登場する、一見すると良い人間たちは、いつかしら、自らの正しさを信じて疑わなくなり、それにつれて、異なる意見を持つ他者を許せなくなる。その“情念”はついには“狂信”へ転化して、最悪の破局へと向かった…。

【著者紹介】
ベニート・ペレス=ガルドス : 1843年、大西洋に浮かぶスペイン・カナリアス諸島ラス・パルマス島に生まれる。1862年に大学入学のためマドリードに上京するが、学業よりもジャーナリズム活動に身を投じていく。1870年の『フォンターナ・デ・オロ』以降は、ブルジョア階級のみならず、没落貴族や司祭、知識人の生活、そして社会の最下層の悲惨までをもリアルに描き出す小説を生涯にわたって書き続ける。同時に、スペインの歴史を世紀初頭からたどる“国史挿話”シリーズを構想し、第5部からなる全46巻の歴史小説を上梓する

大楠栄三 : 1965年福岡県甘木市(現・朝倉市)生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。静岡県立大学国際関係学部を経て、明治大学法学部准教授。19世紀後半から20世紀初頭のスペイン文学、とくにペレス=ガルドス、パルド=バサン、クラリンの小説と評論を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rinakko

    いい人ぶった人々の頑迷さ、偽善まみれな姿がこれでもかこれでもかと描かれているので、読んでいてかなりわなわなくる。救いもない。でも読み進めずにはいられない。…面白かった。解説の内容も充実していて、とりわけ“スペイン人の情念”についての件には「なるほどおおお」と。

  • 刳森伸一

    田舎町の閉鎖的な秩序を守るための単なる慣習を「正義」という名前で偽る欺瞞的な住人と、その田舎町の権力者で完璧な婦人の名を持つペルフェクタの娘の婚約者との対決を描く長篇小説。「いい人」の仮面が徐々に剥がされ、その奥にある悪意が露わになる様は、ある程度予測できたものの、それでもゾクリとさせられる。19世紀後半のスペインの社会状況を写した小説でありながら、現代日本においても無縁ではない。

  • gakepputitigernew

    人の無知とか偽善とかが醜く克明に描かれている恐ろしい名著。閉鎖的社会の排他的な様子とか人々の暴走とかが、非常に真に迫って書けており、古さを全く感じさせない。隠された企てが明らかになって、直接的な対決に入るシーンが最高であった。

  • su-zu

    人ってコワ!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items