ヘンリー・ジェイ・プリスビロー

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意識と感覚のない世界 実のところ、麻酔科医は何をしているのか

ヘンリー・ジェイ・プリスビロー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622088660
ISBN 10 : 4622088665
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか?手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか?3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。

目次 : 深い眠り/ 麻酔科医のコマンドセンター/ 五つのA/ 線路のような麻酔記録/ マスクの恐怖/ 絶飲食/ 心臓の鼓動/ 特別変わった患者/ つきまとうミス/ 待たされる側になると/ 折り鶴/ 囚われた脳/ 目で見て、やってみて、教えてみよ/ 覚醒/ 安全な旅路

【著者紹介】
ヘンリー・ジェイ・プリスビロー : シカゴ在住。ノースウェスタン大学医学部麻酔科准教授。麻酔科医として軍医を務め、現在は小児科を専門とし、年間1000人以上の子どもに麻酔処置を行っている。また、ガウチャー大学においてクリエイティブ・ノンフィクションのMFAを取得している

小田嶋由美子 : 翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了

勝間田敬弘 : 大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室教授。心臓血管外科専門医。東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器外科、英国ジョンラドクリフ病院心臓外科(1996‐2000)などを経て現職。7000例を超える心臓血管外科手術に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    本書を手にしたのは、自身、部分はもちろん全身麻酔も幾度となく体験してきたからだ。麻酔明けの猛烈な吐き気もそのたびに。その際の看護師の冷淡な対応…。

  • ことちん

    今年の正月明けに全身麻酔で手術を受けた。20数年前にも全身麻酔で手術を受けたが、今回の麻酔はズバッと効いてバチッと目覚める感動ものの体験だった。その間意識全くナシ。考えれば考えるほど麻酔の有り難みを感じ興味が湧いた。 著者はアメリカの小児専門麻酔医なので子供の麻酔の話が中心だが、私が手術前から終るまでに麻酔的にどんな事が行われていたのかが分かり面白かった。術前絶食の重要さも知った。 麻酔というのは発見されてから170年経っても、そのメカニズムは謎に包まれているらしい。 確かに不思議な体験だった。

  • くさてる

    アメリカの麻酔科医による、麻酔の歴史や麻酔にまつわるもろもろの事象、と麻酔科医としての仕事についてのエッセイ集。私も経験ありますが、全身麻酔の経験がある人ならなるほどと思える興味深い記述が多かったです。文体は堅く、教科書的ではありますが、こどもの手術を担当した話がメインなので、そこがとても新鮮で、なおかつドラマ性がありました。面白かったです。

  • みつけるちゃん

    全身麻酔にかかることを「眠る」と慣習的に呼ぶけれど、考えてみれば別物だ。通常の睡眠中なら腕をつねられでもすれば痛みを感じるし、何より眠っていたという実感が起床時にはあるのだから。生まれてこのかた途切れず続いてきた時間の先に、まったくの空白を人為的に作り出すのだから、「麻酔科医は患者の心から何かを盗む」というのも一理ある気がしてしまう。

  • mft

    麻酔科医の語る「私の仕事」というような内容。たしかに知らない世界なので目新しくはあるのだが、そういう内容は導入部だけで麻酔「について」の本だろうと思って読み始めたので若干肩すかし感があった

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