老人と海 光文社古典新訳文庫

ヘミングウェイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334752996
ISBN 10 : 4334752993
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
165p;16

内容詳細

数カ月続く不漁のために周囲から同情の視線を向けられながら、独りで舟を出し、獲物がかかるのを待つ老サンチャゴ。やがて巨大なカジキが仕掛けに食らいつき、三日にわたる壮絶な闘いが始まる…。決して屈服しない男の力強い姿と哀愁を描く、ヘミングウェイ文学の最高傑作。

【著者紹介】
アーネスト・ヘミングウェイ : 1899‐1961。アメリカの小説家。第一次世界大戦に赤十字の募集に応じて従軍し、大怪我を負う。帰国後は新聞記者として精力的に活動。1924年にパリに移住し、フィッツジェラルド、ドス・パソスなど「ロスト・ジェネレーション」の作家たちと交流。スペイン内戦、第二次世界大戦でも従軍記者としてルポを書く一方、その経験を元に『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』を書き上げた。戦後はキューバに渡り、1952年に発表した『老人と海』でピュリツァー賞を受賞。1954年にはノーベル文学賞を受賞した

小川高義 : 1956年生まれ。東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    スタンダードの新潮文庫・福田訳に続いて読む。まず一読、読みやすくて非常に印象に残る文章である。「現在」の日本語に、見事に移し替えられているな、と思った。サンチャゴの心の動きにスッと入り込めるし、野球やラジオの話など、初読のときには気がつかなかったが、それが時代を見事に表現していると思った。文学研究的には、1950年9月と特定されているそうである。心の中で、「老人と海」(中山千夏・詞、小室等・曲)をBGMにしながら臨場感たっぷりに読んだが、歌にも移されている通り、老サンチャゴは海と魚たちを愛していたのだ。

  • nuit@積読消化中 さん

    再読。幼少期に読んだ時は老人が鮫と闘っているところが印象強く、男臭い物語とばかり思ってましたが、大人になって読み返すと、老人のひとり言一つ一つにハッとする部分があり、またある部分では頷ける自分がいます。最後の「負けてしまえば気楽なものだ。こんな気楽だとは思わなかった。さて、何に負けたのか」のセリフを自然に言えるような悟りの境地に早く達したいものです。また、老人を気にかける少年がとてもとても本当に良かったです!

  • マエダ さん

    2日かけて18フィートにも及ぶカジキとの死闘、”少年は老人にその歳で海にでるのは変わった年寄りだと言った。”老人はこの大物を釣ることによって自分が少年の信じる変わった年寄りだと証明できる。”そんな証明は、もう千度もしただろうが、だからといって意味はない。今一度、その証明をしようとしている。”老人の船で何度も口にする「少年がいたらなぁ」が心にしみる。

  • 優希 さん

    美しい話だなと思いました。漁師・サンチャゴはひとりで船を出し漁をしている姿に芯のある強さを感じずにはいられません。周りに同乗の目を向けられても自分の闘いに挑んでいる姿が印象に残ります。何事にも屈しない力強い老人の姿に胸を打たれずにはいられません。落ち着いた文章の中に感じる静かな力強さが好きですね。

  • HANA さん

    カジキ漁のために海に出た老漁師が帰宅するまでの三日間を追った小説。ただそれなのにこの濃密な文章はどういったものなのだろうか、ただただ老人の行動とつぶやきを通して語られる彼の内面に硬質な文体と共に圧倒されるだけであった。読み終えて最初に浮かんだ言葉が「誇りある敗者」。量の結果こそああなったものの、矜持まで折られたわけじゃない老人の姿が、ラスト一行も含めて本当に格好いいのである。ヘミングウェイがハードボイルドの祖とされているのも納得、ハードボイルドに必須なのが事件ではなく生きざまだと確認させられる一冊でした。

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ヘミングウェイ

1899年イリノイ州生まれ。高校卒業後新聞記者となり、第一次世界大戦下のイタリアで重傷を負う。復員後、記者をしながら24歳で作家デビュー。『日はまた昇る』『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』などを発表。1952年『老人と海』を発表し、ピュリッツアー賞とノーベル賞を受賞。1961年猟銃自殺。簡潔で力

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