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ホオナニ、フラおどります

ヘザー・ゲイル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784378041605
ISBN 10 : 437804160X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「自分は男と女のまんなかにいる」ホオナニはいつもそう思っていました。そんなある日、ホオナニの学校で、男子フラのチームがつくられることになりました。地区のイベントでステージに立つのです。メンバーになりたくてたまらないホオナニは、オーディションをうけることにしました。自分を信じて、つよく、しっかりと。ホオナニはおどります。ありのままの自分でいるために―この絵本は、ハワイを舞台に、主人公ホオナニが自分の居場所をつかみとるまでの姿を描いた、実話に基づく物語です。

【著者紹介】
ヘザー・ゲイル : ニュージーランド出身。元歯科矯正医。二人の息子の母親で、現在は、夫のギャリーとカナダのトロントでくらしている

ミカ・ソング : フィリピンのマニラに生まれ、ハワイのホノルルで育つ。プラット・インスティテュート入学を機に、ニューヨークへ移る。アニメーターを経て、子どもの本の仕事をはじめる。2015年に米国児童図書作家・画家協会、冬期会議でポートフォリオ賞を受賞。現在も、娘と夫とともに、ニューヨークでくらしている

クウレイナニ橋本 : 1971年にホノルルの「イリマ・フラスタジオ」に入門。1979年に「クウレイナニ・ポリネシアンカルチャースクール」を日本で開校する。1988年にハワイのフラコンクールに日本人グループとして初出場をはたし、以来21回の出場をほこる。1991年からチャリティコンサート「アロハの心」による社会貢献活動をつづけるかたわら、1996年からハワイでもっとも伝統のある「メリーモナークフェスティバル・前夜祭」にゲストとして4度出演するなど、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    ハワイで「マフ―」と呼ばれる、女と男両方の特徴をもつ人たち。マフ―は癒やしの力を持ち、家族を守って伝統文化を伝える人として尊敬されていた。女でもなく男でもなくホオナニはただホオナニのままでいるのが好きだった。だから、イベントで古典フラを踊る男子チームに入るテストを受け、厳しい練習に取り組んだ。「自分を信じて、つよく、しっかりと。」要所に出てくるこの言葉で、ホオナニはフラの戦士として、自分のいる場所 ― まんなかの場所を見つけた。実話にもとづく絵本。受け入れたチームの男子たちも素晴らしい。

  • papapapapal

    実話ベースの絵本。女の子としてでも男の子としてでもなく、ただ「ホオナニ」でありたいと願うホオナニ。男子のためのチームでフラを踊りたいと願うホオナニの奮闘を描く。彼女のその堂々たる踊りは人々を圧倒し、その気迫は否定的意見を寄せ付けない。伝統芸能に対するジェンダー思想には様々な意見が存在するだろうけれど。時代によって「らしさ」を上書きしていければ良いのかな、と思う。

  • たまきら

    本当のお話から生まれた絵本です。…以前伝統芸能の伝承についてある東北の保存会の人と話をしたことがあります。一時本当に人がいなかった時には女性や外部の人にも教えたが、人気が出来てきたので今は地元の男性にしか教えないのだ、と言われたときにモヤモヤしたものを感じました。誰が作ったかわからぬ「伝統」が生む差別は納得がいきません。娘が成人するころ、伝統芸能や相撲はどうなっているんだろう…。

  • ヒラP@ehon.gohon

    勇気ある物語であるけれど、トランスジェンダーということを考える本として感慨深い絵本でもあります。 男子のフラダンスチームに応募しようと思ったホオナニは、身体は女性で心は男性という存在です。 外見が女性のまま男子のチームとして行動するためには、どうしても違和感がついて回ります。 それをどの様に受け入れるか、実話の中に投げかけられた問題を感じました。

  • かおりんご

    絵本。ハワイに住むトランスジェンダーのホオナニの話。私の知っているクムフラには、ゲイの方が多いから、ジェンダーについては受け入れられやすいのかと思っていたのですがまた、そうではなかった感じがしました。誰もが性別にとらわれることなく、自由に生きられればよいなと思います。そのためにも、教育って大事。読み聞かせ候補に。

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