Tosca: Svetlanov / Ussr State Somilashkina Andzhaparidze +orch.works

User Review ：4.5

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Item Details

Genre

Classical

Catalogue Number

CDVE24236

Number of Discs

Label

Venezia

Release Country

Russia

Format

Other

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Product Description

思わずのけぞる暗い「テ・デウム」！
スヴェトラーノフ／『トスカ』全曲

スヴェトラーノフの『トスカ』がヴェネツィア・レーベルから登場。このところ相次いで復刻され大きな反響を巻き起こしているメロディア音源およびロシア国外での客演音源によって、その巨大すぎる音楽造りに改めて注目が集まっているさなか、よりにもよってオーケストラの活躍が大きな比重を占めるこのオペラの登場は、それだけでもファンの耳目を引き付けるに充分というもの。
　じっさい、トータルで１１４分２６秒かけてジックリと描かれるその音楽は、歌唱がロシア語であることも手伝ってイタリア・オペラ離れした濃密さで、第１幕大詰めの「テ・デウム」などほとんど『ボリス・ゴドゥノフ』の世界です。
　キャストにも注目で、ヴィシネフスカヤのライヴァルとして知られた名ソプラノ、タマーラ・ミラシキナが強靭な美声を駆使して聴かせるトスカ役、イタリア系歌手とは異なるヘヴィな輝きがすごいズラフ・アンジャパリゼのカヴァラドッシ役、オレグ・クレノフのスカルピア役も暗いスラヴの迫力満点。
　余白にキタエンコ指揮モスクワ・フィルによるプッチーニの管弦楽作品集が収録されているのも嬉しいところで、この作曲家の甘美で切ないメロディがロシアの音楽家と意外な相性の良さを見せている点が興味深いところです。

・プッチーニ：歌劇『トスカ』全曲
　トスカ：タマーラ・ミラシキーナ
　カヴァラドッシ：ズラブ・アンジャパリゼ
　スカルピア：オレグ・クレノフ、ほか
　ソヴィエト国立交響楽団
　エフゲニー・スヴェトラーノフ（指揮）
　1967年ステレオ録音

・プッチーニ：交響的奇想曲
・プッチーニ：交響的前奏曲
・プッチーニ：歌劇『マノン・レスコー』からインテルメッツォ
　モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
　ドミトリー・キタエンコ（指揮）
　1987年ステレオ録音

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

4.5

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ロシア語による歌劇『トスカ』だが、ベート...

投稿日：2012/03/21 (水)

ロシア語による歌劇『トスカ』だが、ベートーヴェンの第9交響曲のロシア語版と違って歌劇だけに日常会話が歌になっているので意外と何を言っているのか分った。そう訳すのかと興味深く聴くことも出来た。演奏はかなりレベルが高く、ソリストも素晴らしい。ロシア語版という単なる珍しさだけでは片づけられない録音だ。歌劇『トスカ』全曲の他に、キタエンコ指揮でプッチーニの管弦楽作品が収録されている。交響的奇想曲と交響的前奏曲、歌劇『マノン・レスコー』の間奏曲で、交響的奇想曲は歌劇『ラ・ボエーム』の旋律が出てきたりするが、奇想曲というわりに全体にメランコリックな印象が強い。歌劇『マノン・レスコー』の間奏曲はゆっくりしたテンポで甘い旋律をたっぷり歌わせている。

ユローヂィヴィさん | 大阪府 | 不明

「トスカ」はスヴェトラーノフらしさが出て...

投稿日：2011/06/27 (月)

「トスカ」はスヴェトラーノフらしさが出ていて、大いに楽しめます。ロシア人のプッチーニ演奏がよく判り、とても良かったです。

ヒデさん | 神奈川県 | 不明

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