Bluetoothテクノロジーへの招待 仕様開発者による近距離無線通信技術の手引き

Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈとは、ノート型コンピュータ、ＰＤＡ、多機能電話、双方向ページャー、デジタルカメラといった身近で通信機能をもつデバイスやコンピュータを、ケーブル（有線）ではなく、近（短）距離間で無線で結び、相互にデータ通信を実現する仕様のこと。本書は、この技術仕様開発に直接携わった著者によって書かれたもので、その背景や歴史、将来性とともに、仕様そのものを具体的にわかりやすく解説している。

目次 : 第１部　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信の紹介（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈとはなにか？/ 通信技術の基礎　ほか）/ 第２部　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ仕様の詳細（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈプロトコル・スタック/ トランスポート・グループの低位層　ほか）/ 第３部　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈプロファイル群（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈプロファイル/ 汎用プロファイル群　ほか）/ 第４部　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈテクノロジーの位置付け（関連するテクノロジーの比較/ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈの認定）/ 第５部　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信の未来（バージョン１．ｘ以降の仕様/ まとめ）

【著者紹介】
ブレント・ミラー : 米国ＩＢＭ　Ｒｅｓｅｒｃｈ　Ｔｒｉａｎｇｌｅ　Ｐａｒｋパーベイシブ・コンピューティング部門シニア・ソフトウェア・エンジニア。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈタスクフォースの議長を務め、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ仕様バージョン１．０ＳＤＰ（Ｓｅｒｖｉｃｅ　Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）およびＳＤＡＰ（Ｓｅｒｖｉｃｅ　Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ　Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｐｒｏｆｉｌｅ）を策定。現在、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ　ＳＩＧのＰｒｉｎｔｉｎｇ　ａｎｄ　Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　Ｓｅｒｖｉｃｅ　Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙワーキンググループで精力的に活動中。オハイオ州立大学コンピュータ・情報科学で学位を取得

チャトシック・ビスディキアン : 米国ＩＢＭ　Ｔ．Ｊ．Ｗａｔｓｏｎ研究センター研究員。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ仕様の策定に貢献し、現在もＩＥＥＥ８０２．１５ワーキンググループでＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線技術の標準化活動に従事している。コネチカット大学電子工学で修士および博士号を取得

清野幹雄 : アドバンシス株式会社副社長。大手コンピュータ会社（ＮＥＣ）でＩｒＤＡ、Ｐ１３９４、ＩＥＥＥ８０２．１１ＷＧ等の仕様策定に参加。現在は超高速ディジタル回路技術、広帯域ワイヤレステクノロジーやＵＷＢ開発を推進している。静岡大学電子工学科で修士号を取得（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）