ブルース・w・ジェントルスン

Individuals/organizations Page

Books

制裁 国家間の政治的駆け引き

ブルース・w・ジェントルスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091296
ISBN 10 : 4560091293
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国際関係において、「制裁」は相手に負荷をかけることで譲歩を引き出し、国家の目的を達成するための手段である。なかでも頻繁に用いられる経済制裁は、国家や地域・国際機構などが主体となって行使される。近年では、自由や人権、民主主義といった普遍的な価値を蔑ろにする国家や企業、個人に対しても制裁が科されるようになってきた。なぜこれほど頻繁に制裁はおこなわれるのか。そもそも、その効果はあるのか。本書は、制裁に関する多くの謎に理論と実践の両面からアプローチし、複雑な国際関係をより深く理解するための一冊である。

目次 : 国際関係理論と外交戦略の謎/ 第1部 学術的な議論と課題(経済制裁―「何を」「誰が」「なぜ」「どのように」/ 制裁は効くのか?―成功を測る/ 制裁の成否を説明する)/ 第2部 主なケース、理論、政策(歴史的視点―過去の制裁ケースからの教訓/ アメリカ―外交戦略と国内政治/ 中国による制裁の行使/ ソ連/ロシア―エネルギー・パイプラインとその他の制裁/ 国際連合と欧州連合―多国間制裁および地域制裁)/ 制裁理論と制裁政策

【著者紹介】
ブルース・W.ジェントルスン : 1951年、米ニューヨーク生まれ。1975年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)にて修士号、1983年、米コーネル大学にて博士号を取得し、現在はデューク大学公共政策教授、政治学教授。「ブリッジング・ザ・ギャップ(Bridging the Gap)」のシニアアドバイザーでもある。受賞歴に、「1985年米国政治学会ハロルド・D・ラスウェル賞」(博士論文)、「2018年APSA国際安全保障部門ジョセフ・J・クルーゼル賞」などがある。アメリカ外交政策や国際関係論に関する著書・編著が多数ある

本多美樹 : 1964年、東京生まれ。成蹊大学卒業後、英字紙『ジャパンタイムズ』記者を経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にて修士号(国際関係学)・博士号(学術)を取得。早稲田大学社会科学総合学術院准教授を経て、法政大学法学部国際政治学科教授。専門は、国際関係論、国際機構論、国連研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • とりもり

    主に国家によって様々に行使される制裁の理由や効果について、網羅的に検証した一冊。民主主義国家ほど制裁の効果が高く、独裁国家はそれ程ではないというのが何とも皮肉。また、イデオロギー的な事象に対する制裁ほど効果が薄いというのも制裁の正当性という観点からは疑問符が付く。発動条件を工夫しても、所詮は最も弱い大衆にしわ寄せがいくという点で個人的には制裁に否定的だが、さりとて何もしないという訳にもいかないのが何とも…。イランに対する制裁の互恵性と比例性を巡るオバマとトランプの対比がとても印象的だった。★★★★☆

  • Go Extreme

    国際関係理論と外交戦略の謎 学術的な議論と課題: 経済制裁─何を・誰が・なぜ・どのように 制裁は効くのか─成功を測る 制裁の成否を説明する 重要なのは経済的インパクトか 主なケース、理論、政策: 歴史的視点: ナポレオンによる大陸支配体 イギリスと国連による対ローデシア制裁 OPEC・アメリカとグローバル市場への制裁 南ア・反アパルトヘイト制裁 アメリカ─外交戦略と国内政治 中国による制裁の行使 ソ連/ロシア─エネルギー・パイプラインとその他の制裁 国際連合と欧州連合─多国間制裁および地域制裁

  • takao

    ふむ

  • お抹茶

    制裁の事例を検討。威嚇や武力行使を伴う制裁のほうが効果的とは言えない。制裁はアメリカの政策の重要な部分で国内政治は制裁に大きな影響を与えるが,アメリカの制裁成功率は他国より劣っている。イランや北朝鮮に制裁を加えて経済的打撃を与えても,抵抗や核兵器開発計画は拡大した。国連制裁では,グッド・ガバナンスと民主化支援の成功率が最も高いが,テロ対策と武力紛争の終結,核不拡散,武器禁輸の成功率は低い。

  • ゼロ投資大学

    核兵器が発明されて以降、大国同士による直接の武力衝突は大きく減った。軍事力による解決が難しくなった結果、「制裁」が頻繁に活用されるようになった。戦略物資の輸出入をストップしたり、金融決済システムから排除するなど制裁の形態はさまざまである。歴史的事例を基に、制裁の効果の検証と外交に与える影響を明らかにしていく。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items