ブルース・j・ヒルマン

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アインシュタインとヒトラーの科学者 ノーベル賞学者レーナルトはなぜナチスと行動を共にしたのか

ブルース・j・ヒルマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562052936
ISBN 10 : 4562052937
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan

Content Description

「アインシュタインのようなユダヤ人のインチキ科学者を認めるわけにはいかない」ヒトラーの科学顧問となったノーベル賞物理学者フィリップ・レーナルト。彼とアインシュタインとの確執から生まれた大きな溝が、その後の科学の流れを変えてしまったのだ。国家が支配する科学は滅びる。はじめて語られるナチスをめぐる科学者論争。

目次 : 引き合わない勝利/ 事件の核心/ 親密さは軽蔑の元/ 興味深い夕べ/ 論争する紳士たち/ 逃したチャンス/ ストックホルムのレーナルト/ アインシュタイン対ウプサラの小教皇/ 危険な選択/ レーナルトとヒトラー/ ドイツ物理学/ 学会の不純物/ ヒムラーtpハイゼンベルク/ わが人生に悔いなし

【著者紹介】
ブルース・J.ヒルマン : 医学博士。医師。医療制度研究者、臨床被験者、医療記事や高級誌や学術誌の寄稿者として頭角をあらわす。ヴァージニア大学医学部教授で前放射線医学科長。医学記事、書籍の担当章、論説を300以上発表しており、米国放射線学会雑誌をはじめとして3つの医学雑誌の編集主幹を歴任。文芸作品のオンライン雑誌ホスピタル・ドライブの編集次長を務めたことがあり、ザ・コネティカット・レビュー、コンパスローズ、エスロン・スポーツ文学などの雑誌に8つの短編を発表

ビルギット・エルトル=ヴァグナー : 医学博士。ルートヴィヒ=マクシミリアン大学磁気共鳴画像科教授兼グロスハーデン大学病院神経放射線科医。ドイツ語で教科書を5冊執筆している。夫は歴史学者ベルント・C・ヴァグナー。夫妻はドイツ、ミュンヘンで3人の子どもとともに暮らしている

ベルント・C.ヴァグナー : コンサルティングと企業戦略の分野で成功を収めた後、ITサービス業の上級管理者を務める。ドイツのミュンヘン、イギリスのエディンバラ、ドイツのボーフム大学で歴史と哲学を学んだ。ボーフムではアウシュヴィッツをテーマにした論文を執筆している。論文をもとに、アウシュヴィッツで行われた大量虐殺へのドイツ産業の関与を詳述した本を執筆するとともに、関連するテーマの本2冊の共同編者を務めている

大山晶 : 1961年生まれ。大阪外国語大学外国語学部ロシア語科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こぽぞう☆

    図書館本。アインシュタインによるパラダイム・シフトについていけなかったノーベル賞物理学者レーナルト。嫉妬、羨望、猜疑心に満ち溢れた憐れむべき人間だが、そのような人物がヒトラーによるユダヤ人政策を支持していたことが大問題。私自身理系だが、物理は「理論物理学」に突入した時点で理解が及ばなくなり、「私はバカ」と思ったので、レーナルトも「バカ」。

  • Gamemaker_K

    物理のことはさっぱりわからんのだが、人を悪く思うとろくなことがないんだなということはわかった。あと、それだけしかない、と思うのも、良い結果を生まないんだな、と、いうことも…異性に対しては当てはまらないことも多いかもしれないが。(少なくともアインシュタインさんは、女性に対して「それだけしかない」なんて少しも思わなかったことは本書を読みよくわかった。)

  • GASHOW

    アインシュタインの発見は人類の宝。彼の人生は称賛にみちたものではなかった。ユダヤ人ということでドイツを追われた。そうしむけたライバルがいた。アインシュタインが学生の時の教官のレーナルトだ。彼は、宇宙はエーテルに満たされていると考えていた。後にアインシュタインに否定される。アインシュタインを恨む。アインシュタインの人生では妻には酷い仕打ちをして離婚した。その後、いとこと再婚をした。ライバル関係にある二人の人生はドラマのようだった。

  • てぬてぬ

    陰極線の研究で1905年にノーベル物理学賞を受賞したフィリップ・レーナルトと、ユダヤ人の物理学者アインシュタインとの対立を描く。実験物理学者であるレーナルトが、理論物理学者であるアインシュタインに抱いていた反感と、嫉妬。そして行き過ぎたナショナリズムが反ユダヤ主義として顕在化してくる過程が記されている。

  • Jurisa_kt

    理論物理学と実験物理学との対立が戦時中に起きてしまったことで権力を持ってしまい、実験物理学やドイツの科学の進歩を遅らせてしまったのは皮肉なものだと思いました。理系の話には疎いのですが、アインシュタインの理論というものがどういう存在なのかということを少し理解出来たような気がします。

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