Chamber Music for Clarinet & Strings Vol.2 : Beigelbeck(Cl)Busch Kollegium Karlsruhe

アドルフ・ブッシュ：室内楽作品集
第２集　クラリネットのための音楽集

ドイツ、ジーゲン生まれのアドルフ・ブッシュは、20世紀を代表するヴァイオリニストとして知られています。とりわけ、彼が結成したブッシュ四重奏団によるベートーヴェンの録音は至高の演奏として、現在でも高く評価されています。
　そんなブッシュですが、作曲家としても素晴らしい作品を残していました。このアルバムは、第１集（TOCC85）に続くクラリネットを用いた作品集ですが、少年時代に憧れていたというマックス・レーガーの作品のように精緻な対位法を駆使し、また時には遊び心も感じさせる音楽は、確かに溢れ出る才能を感じさせるものであり、もっと広く聴かれてもよいのではないでしょうか。バイゲルベックの伸びやかなクラリネットが鮮烈な印象を残します。（Toccata Classics）

【収録情報】
アドルフ・ブッシュ：
1.　ディヴェルティメント Op.62b (1944)
2.　クラリネット・ソナタ イ長調 Op.54 (1939/ rev. 1840)
3.　クラリネット組曲ニ短調 Op.37a (1926)
4.　ヴァイオリンとクラリネットのための二重奏曲第2番変ロ長調 Op.26b (1921)
5.　ユニゾンによる5つのカノン BoO60 (1949)
6.　ドイツ舞曲集ヘ長調 Op.26c (1921)

　ブッシュ・コレギウム・カールスルーエ（アンサンブル）
　　ベッティーナ・バイゲルベック（クラリネット）
　　アントワーヌ・コッティネット（オーボエ：1,5）
　　ペータル・フリストフ（オーボエ、コールアングレ：1,5）
　　井手上 康（ヴァイオリン：4,6）
　　パウラ・ヴァルポーラ（チェロ：6）
　　マンフレッド・クラッツアー（ピアノ：2）

　録音時期：2014年10月20日（1,3,5）、2014年2月13日（6）、2015年3月6日（2）
　録音場所：バーデン＝バーデン、SWRハンス・ロスバウト・スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　初録音（1,3,5）