ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2009出演アーティスト
17世紀ドイツ教会音楽栄光の時代を築いた
ラインケン、ブクステフーデ室内楽作品集
J.S.バッハに大きな影響を与えた2人の作曲家、ラインケンとブクステフーデの作品。ヨハン・アダム・ラインケン(1643-1722、1623生年説も)はオランダ出身のハンブルクで活躍した教会オルガニスト。ラインケンの『音楽の園』をもとにJ.S.バッハが3曲鍵盤楽器用に編曲をするほど、バッハ自身もラインケンを深く尊敬していたようです。ラインケンは長寿であり幅広く活躍していましたが即興を得意としていたため非常に限られた作品しか残っていません。この『音楽の園』は唯一の室内楽作品。
この作品と通ずるところがあるディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)のトリオ・ソナタ。様々な楽想が変化していく奥行きのある作品。2台のオルガン用に編曲されたシャコンヌ ハ短調は悲しげなメロディーが美しい曲。『音楽の父』と称されたバッハがお手本とした2人の作曲家の重要性をラ・レヴーズがしっかりと伝えてくれる1枚です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
ラインケン:
・トリオ・ソナタ集『音楽の園』より第1番イ短調、第4番ニ短調
ブクステフーデ:
・ソナタ第1番ト長調 BuxWV271
・ソナタ ハ長調 BusWV266
・ソナタ ヘ長調 BuxWV269
・シャコンヌ ハ短調 BuxWV159(2台のオルガン用編曲)
ラ・レヴーズ
バンジャマン・ペロー(テオルボ、指揮)
録音:2008年7月